大企業優先で都民いじめとムダ使いの都政から
くらし最優先、都民本位の都政の実現をめざす(談話)
〜石原都知事の出馬表明にあたって〜
2006年12月8日「革新都政をつくる会」事務局長 相楽茂治
石原知事は、7日の都議会で、自民党の代表質問に答えて「首都東京の舵取りを、引き続き命がけで、やっていきたい」と来年4月の都知事選挙に出馬することを表明した。
石原知事は、「東京から日本を変える」といって、自・公政権の「構造改革」を先どりし、住民のいのちとくらしをまもる地方自治体本来の仕事を投げすててきた。「格差と貧困」が拡大し、都民のくらしが深刻さを増しているときに、都民に手をさしのべず、くらしと福祉、営業と教育をきりすてている。その一方で、大規模再開発や幹線道路など、毎年1兆円規模の財源をつぎ込んでいる。
そのうえに、オリンピック招致の名のもとに、毎年1千億円も積み立てることをはじめ、莫大な税金を投入して8兆円以上ともいわれる大型開発をすすめようとしている。このような都民不在の計画と税金の浪費は断じて許されない。オリンピックを口実にしたムダ使いより、税金の使い方を都民のくらし優先にきりかえるべきである。
また、日本共産党都議団の調査で明らかになった、石原知事の超豪華な海外出張と「トーキョーワンダーサイト」事業での四男重用問題について、都政の私物化として、怒りと批判の声が広がっている。
「革新都政をつくる会」は、元足立区長・歯科医師の吉田万三さんと結んだ「@都民にあたたかい、安心してくらせる東京、Aみどりと環境優先、安全で住み続けられる街・東京、B都民が平和でのびのびと働き学ぶことのできる東京」の3つの目標で共同を広げ、都政の転換をめざすという協定にもとづき、くらし・福祉・営業・教育優先、都民本位の都政の実現をめざし、全力をあげて奮闘するものである。
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