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会の機関紙「都民がつくる革新都政」2007年3月15日発行 |
万三さんで くらし第一の都政へ
北千住駅に1000人が参加4000人に訴え |
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革新都政をつくる足立の会は、3月4日(日)午前11時から午後1時まで、休日の人出でにぎわう北千住駅西口広場で、1千人が参加し、4千人にビラとハンドマイクで訴え「吉田万三さんとともにくらし第一の都政にかえよう」第4回ワクワク万三宣伝を行いました。
手にプラカードや万三ウチワなどの宣伝グッズを持った人が集まり、広場の中央のメインステージでは、万三さんの応援歌や替え歌の合唱、保育士の歌と寸劇、パンダのぬいぐるみや新婦人の「おひな様」と「いろはカルタ宣伝」や各分野のリレートークなど、多彩なパーフォーマンス付きの宣伝を行いました。駅の利用者や商店街の買い物客にもビラとハンドマイクで「都知事には吉田万三を」「吉田万三プランでくらし第一の都政を」と訴えました。
お内裏様や官女様に扮した新婦人の会員に手を引かれて吉田万三都知事候補が登場し、大演説が始まりました。
吉田万三候補は「石原都政で都民の福祉やくらし、教育、いのちさえも削り取られてしまっている」「お金がないのではなく都民を支える心がないからだ。生活優先にお金の使い方を変えさせることが大事だ」と都政を変える中心ポイントを指摘しました。さらに、吉田万三候補は「石原がぐらぐら揺らぎ始めたら、今まで与党だった民主党が野党のような顔をして候補者の擁立に乗り出したり、一部の団体が浅野前宮城県知事を担ぎ出そうとしている。しかし、浅野前宮城県知事は船の来ない港を莫大なお金をつぎ込みつくるなど、大型開発を推進して借金を7千億円から1兆4千億円にも拡大して知事を辞めた人だ。こんな人では今の東京都政は変えられない」と明快に指摘しました。
最後に「吉田万三プラン」こそが都民の期待する「くらし第一の都政」を実現できると強く訴えました。「あっ、万三さんだって」と立ち止まり聞いている通行人や、じっと聞いていた子どもが拍手をしたり、若い夫婦は「いい話だった。握手してもらえてよかった」と語っていました。【革新都政をつくる足立の会】
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都知事選の告示を前に、「吉田万三さんとともに都政転換をめざす連名アピール」が3月7日に発表されました。連名アピールには、学者、文化人、芸能人、宗教者など、各分野から、459人から賛同が寄せられました。
賛同者の中には、上田誠也(東京大学教授)、大原穣子(方言指導、俳優)、奥村昭雄(建築家)、金井信一郎(明治学院大学元学長)、小西和人(元週刊釣りサンデー会長)、鈴木瑞穂(俳優)、富山和子(立正大学名誉教授)、秦恒平(作家・日本ペンクラブ理事)、松谷みよ子(作家)、吉原公一郎(作家)の各誌が含まれています(五十音順)。
7日、都庁での記者会見は、呼びかけ人の丸木政臣(和光学園顧問)、酒井広(元NHKアナウンサー)、中村方子(中央大学名誉教授)の3氏が参加し、「賛同者をさらに広げる」と表明しています。
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元米軍海兵隊員・ベトナム戦争帰還兵
アレン・ネルソンさんのメッセージ |
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ゴスペルソングではじまり、そしてベトナムで兵士だけでなく女性も子どももお年寄りも皆殺しにしてきた凄惨な体験と本当の軍隊の正体を語った講演の締めくくりに「東京の皆さんに是非お願いしたいのは、4月の都知事選で9条守る候補者を選んで欲しいと言うことです。今の都知事は辞めさせるべきです。解雇しましょう。彼の思考は恐竜時代のもので、博物館にでも入るべき人物です。世界の主要な国の人々は戦争の悲惨な体験を最近でもしています。私の住むアメリカ、そしてイギリス・ドイツ・イタリア・オ‐ストラリア・カナダやロシアなどです。しかし皆さんの憲法は60年間にも渡って皆さんを守ってきました。9条は米軍の核の傘よりも強力な力を持っているのです。今度は皆さんが、危機に瀕している9条を守る番です」〈『ネルソンさんあなたは人を殺しましたか?の著者が語る』3月3日〉〈「城南医療・介護の会」ニュースより〉
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第1回定例会を終えて
日本共産党東京都議団幹事長 吉田信夫 |
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逆立ち都政をただす
私たちは、都議会第1定例会を通じて、石原都政が、全国に例のない福祉切捨ての一方で大型開発に熱中するという逆立ち都政をきびしくただしました。
とりわけ石原知事は「福祉は贅沢」といって、(1)高齢者や障害者の医療費助成や老人福祉手当などの経済給付事業に大ナタをふるう。(2)特別養護老人ホール、老人保健施設などの介護基盤はなおざりにし、全国最低水準にする。(3)都立母子保健院の廃止など、都立病院や多摩の保健所の統廃合をすすめてきました。
その結果、「福祉と保健」費は決算で450億円も後退し、高齢者福祉費は全国2位から32位にまで後退しました。
来年度予算でも、都税収入が実質5000億円も増収となるのに、貧困と格差の拡大、増税と負担増に苦しむ都民生活に手を差し伸べていません。
一方、オリンピックをテコとした3環状道路をはじめ大型開発には1兆円を超える投資を行い、オリンピック基金に1千億円もためこむという浪費拡大です。
わが党は、予算組み替え案を提案し、不要不急の浪費的投資を中止、削減し、介護手当の支給や、中学生までの医療費の無料化、30人学級の実現などを提案しました。また、65歳から69歳を対象にした新たな医療費助成を条例提案しました。
自民、公明、民主党はわが党提案に反対、知事提出の予算案には自民、公明は賛成、民主党は、毎年予算案に賛成し今年も臨海開発関連予算などはすべて賛成しながら一般予算のみに反対という態度に都民を欺く「選挙目当て」の批判があがったのも当然です。
トップダウンによる私物化をただす
私たちは、石原知事のトップダウン、公私混同の都政の私物化によって、都政が歪められ、乱脈が持ち込まれえたか追及し、都政を大きく揺り動かしました。
トップダウンですすめられた新銀行東京は400億円もの損失が見込まれ、築地市場の豊洲移転、三宅島バイクレースは関係者から反対の声が広がっている事態を明らかにしました。
知事の都庁日が週3日程度であることが問題となってきましたが、「庁外」での公務とされる時間に、自分の映画の撮影現場に公用車で行っている実態も浮き彫りにしました。
第1回定例会では、23区に広がった政務調査費への領収書添付に都議会も踏み出すことが問われました。日本共産党は条例案を提出し、採決を求めましたが、自民、公明、民主、ネットが「継続」として先送りしたことは、都民の批判はまぬがれません。
都議会での経過も見ても、逆立ち都政の転換とトップダウンによる都政私物化と正面から告発してたたかってきた日本共産党と無党派都民との共同こそ政治を変える力です。吉田万三さんとともに、都政のゆがみをただし、都政転換のために全力をつくします。
(日本共産党東京都議団幹事長 吉田信夫)
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都知事選の告示目前、
すべての構成員のみなさんの決起を訴えます |
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吉田候補の「全戸ビラ」を全世帯、全構成員にただちに届けきり、大規模な音と対話で公約と実績、人物像、他候補批判を全有権者に浸透させ、「都政を変えたい」という願いを吉田候補に結集して、告示までになんとしても押し上げよう
―3月5日 革新都政をつくる会・代表世話人会―
T、都知事選の本当の対決構図は、大型開発優先の都政を継承する石原、浅野、黒川の各氏か、それともくらし最優先で都民本位の都政に切りかえる吉田候補かにある
目前にせまった都知事選の候補者が、出そろいつつあります。都政転換ができるかどうかの一番のモノサシは、税金の使い方を大型開発中心から、くらし最優先に切りかえることができるかどうかです。
候補者選択の本当の対決は、各候補者のこれまでの政治的立場や実績から見れば、大型開発優先の自民党型の都政を継承する石原、浅野、黒川の各氏か、それとも、くらし最優先で都民本位の都政に切りかえる吉田候補かになっています。
「反石原」の看板でにわかに登場してきた浅野氏も、宮城県知事時代の12年間で大型開発を推進し、借金を7千億円から1兆4千億円に2倍に増やす一方、他県にはない強引な国保証のとりあげなど、福祉を次々と切り下げました。その結果、宮城県は「福祉日本一」どころか、県民1人当たりの民生費は全国41位、社会福祉費は43位、児童福祉費は41位など、その水準は全国最低クラスに低迷したままでした。
黒川氏もオリンピック中止を主張するものの、2年前には代々木公園でのオリンピック開催を提案するなど、大型開発優先で福祉を切り下げてきた石原都政をきりかえる政策がありません。しかも、改憲右翼団体の「日本会議」のメンバーで石原都知事と同じ代表委員を務める超タカ派の人物です。
これらの候補者では、「よりまし」とはいえないのではないでしょうか。浅野氏を応援しようという民主党も、都議会でにわか「野党ポーズ」をとろうとしたものの、これまでの石原完全与党としての実態から混迷し、石原都知事を応援する有力な都議グループの動きが浮上するなど、「よりまし」勢力でないことがいっそう明らかになっています。
こういうなかで、浅野氏の計算づくの「後だしジャンケン」に呼応して、マスメデイアは異常な「浅野持ちあげ」キャンペーンをくりかえし、浅野氏の宮城県政での実態が知られていないこともあって、「よりまし」候補の虚像がつくられつつあります。
しかし、浅野氏の宮城県政時代のおどろくべき福祉切捨てと大型開発優先の悪政の実態を隠すことはできません。このまぎれもない事実を「会」の構成員が総力をあげて、全都民規模に知らせ、石原都政を変えられる唯一の吉田候補への支持と共感のうねりをつくりだすことです。
U、本気になって石原都政変える政策と決意、実績をもっているのは吉田候補だけだということに確信をもって、一刻も早く全有権者規模で浸透させよう
異常なゆがみが広がる石原都政を本気になって転換して、「住民のくらし・福祉を守る」という自治体本来の役割をとりもどす、しっかりとした展望を示しているのは吉田候補だけです。浅野氏は、いまだに「都政を勉強中」といい、「石原批判」を語っても、まともに都政転換の政策さえ発表せず、無責任な姿を示しています。
吉田候補の「都政改革プラン」では、ムダ使いをやめて税金の使い方の切りかえる、憲法を生かすなど3つの転換と、安心して働ける、くらせる、子育てできるなど都民の安心を支える6つの重点公約を提起しました。これこそ、都政の流れを都民本位に切りかえ、広範な都民の願いを実現する展望を示すものです。
しかも、吉田候補は他候補と違って、2年9ヶ月間の足立区長としての実績と経験から、ゆきづまった石原都政を転換できる決意と勇気、実績のある試されずみの政治家です。吉田候補は、どんな妨害があっても「公約は絶対に守る」といって、大型開発にストップをかけ、税金の使い方を大型開発優先からくらし優先に切りかえ、財政再建の道も開きながら、数々の実績をあげました。
いま求められるのは、石原知事のような都民無視の独断専行のやり方ではなく、都民の声を生かし、くらしを守る本物のリーダシップです。これができるのは吉田候補だけです。
この吉田候補の「都政改革プラン」と、吉田候補の公約と実績、政治家像、他候補批判をまとめた「全戸ビラ」(8ページ)を告示前に一気に全世帯、全構成員に届けきり、対話、音だしと一体に活用しきって、吉田候補を浸透させ、なんとしても告示までに押し上げようではありませんか。
V、石原都政を変える確かな力・「会」に結集する勢力と広範な都民との対話・共同を思いきって広げ、石原都政を変える展望を切りひらこう
「力がない」のではという意見もあります。しかし、これまで石原知事の異常な悪政に正面から対決し、都民要求実現のために一貫してがんばり、「石原タブー」を崩して、石原知事への怒りと批判の世論を広げてきたのは、「会」に結集する革新民主勢力と日本共産党でした。決して民主党でも、いま名乗りをあげている候補者とその勢力でもありません。
この力を、さらに広範な都民との対話と懇談、共同によって拡大することが、都政を都民本位に変える確かな力になるのではないでしょうか。吉田候補の「都政改革」プランや「全戸ビラ」などを商店街連合会、老人クラブ、医師会、中小企業団体など、これまでにない広い団体・個人にも、思い切って届けて、対話・懇談を広げましょう。
吉田候補の勝敗は、マスメデイアによる「浅野もちあげ」などいつわりのキャンペーンに対抗して、1000万有権者に宣伝と対話で働きかける規模とスピードにかかっています。
都知事選告示を目前にしたいまこそ、「石原都政を変えたい」「くらしをなんとかしてほしい」という広範な都民の思いを信頼して、「会」に参加する団体・組織、地域の全構成員が総決起し、底力を発揮すべきときです。告示前までに全戸ビラの配布完了、ハンドマイク・宣伝カーの総出動による音の宣伝、大規模な対話で都民のなかに打って出て、吉田候補への支持と共感のうねりをつくり、「万三旋風」をおこそうではありませんか。
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テレビ・週刊誌などが、「吉田万三隠し」の一方で、浅野氏、丸山氏(都知事選には不出馬を表明)などを意図的に取り上げ、意図的な「マスメディア選挙」の様相もあります。「革新都政をつくる会」では、マスコミ各社に対して、公平に扱うよう申し入れをおこなってきました。こうした対応や候補者が出揃ってきたなか、吉田万三さんへの取材も急激に増えてきています。
3月9日、吉田万三さんは午後1時からニッポン放送の「テリー伊藤のってけラジオ」に電話で生出演、テリー伊藤氏と対談しました。吉田さんの「テリーさん、ときどき聞いてますよ」のあいさつから始まった会話は、終始ざっくばらんに進みました。
テリー氏の「立候補を決意したきっかけは」の質問に、「石原さんの数々の暴言や税金の無駄遣いに腹が据えかねた。医療関係で仕事をしていると福祉が削られ、暮らしが大変との声をたくさん聞く。税金の使い方を切り変えなくてはと思った」と吉田さん。「知事になったらどんなことをしたいか」には、「政治の基本は暮らしの安心。みんなが安心して暮らせる条件をつくること」と答え、住宅、医療、福祉を充実させていきたいと述べました。さらに、「格差をなくすことはできるのか」との問いには、「一定の生活ラインは維持できるように最低賃金の東京ルールをつくるなど、底上げをきちんとやることがポイント」と強調しました。テリー氏が、都の税収が過去最高となったのは石原知事の成果と言えるのでは、と問いかけたことに対しては、「(税収増は)大企業が高収益をあげていることの反映で、問題はその税収増が都民に行き渡っていないことだ」と指摘しました。
最後にテリー氏が、「吉田さんの発言に今後も注目していきます。がんばってください」とエールを送り、和やかに対談を終えました。
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本の紹介 明日への東京宣言 都民の都民による都民のための都政 柴田徳衛編著 本の泉社 |
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東京はどこか、いや大いにおかしい……。どうしたら都民にとってよりよい東京を築けるか。都民と都政の実態を深く鋭く分析し、世界的な視野と10年・20年先を見すえ、「都民のための改革」を提言した待望の本。
革新都政をつくる会は、要求・政策を軸に吉田万三さんを先頭に憲法にもとづく都民本位の都政をめざしています。この本は、その取組みに励ましと確信・展望を与えてくれます。
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2016年、オリンピック開催年、同年から全国に遅れて東京の人口減少が始まると予想されている▼東京は全国に先がけ65歳以上が15歳以下の人口を上回っている。少子高齢化は都政の重要な課題だフリターどうしの結婚は、産休制度などなくひとりの給料では生活ができなくなると子どもをつくらない▼東京の合計特殊出生率は全国最低。競争と格差社会の歪があらわれている。「ごくつぶし」などの暴言を吐く知事の下で、都は自立・自助を基本に対策を市町村に押し付け、支援だけ。宮城県知事だった人も無駄な大型開発を推進し、福祉予算は47都道府県中42位。そんな人に暮らし優先の都政に切り替えられるとは思えない▼仏では労働時間を減らし、パート労働と正規労働者の均等待遇。出産手当や育児手当、保育園の無料化など大幅な経済支援で06年、出生率2・01に上昇。弱肉強食の改革による格差と貧困の拡大に世界では、政権が変わり政治の流れが変わっている▼安全に子供を生み育てられ、安心して老後が送れる東京に。都知事選挙は都民が暮らし優先の都政に変革を選択する日にしなければならない。そして日本を変える第一歩に。(昭)
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