吉田万三氏が出馬表明石原都政の横暴止める 革新都政をつくる会は、来春の東京都知事選挙で元足立区長・歯科医師の吉田万三氏を予定候補者として擁立することを発表。「石原都政を変えたい」と願う広範な団体・個人との大同団結を呼びかけ、決起集会をひらきます。当日は、予定候補者の決意表明、政党代表など各分野から吉田万三さんへの期待、都政への要求などを語ってもらいます。また、文化行事の企画も準備しています。石原都政に心を痛めている人!石原都政を変えたいと思う人! 職場で、地域で声かけあって、こぞって20日は渋谷へ… 都政転換の共同広げる先頭に立ちたい 同日、臨時総会後都庁で記者会見した吉田氏は、「税金・医療・年金・介護保険の負担増が庶民を直撃、老後への不安や正規雇用で働けない若い世代の将来への不安、商売の先行きへの不安、いつリストラにあうかもしれないというサラリーマンの不安などの深刻な実態が広がっている。そうした中でのオリンピック招致と大型開発は、税金の使い方の順位が間違っていると批判。都民を応援する都政に切りかえたい」と述べた。 石原都政に心を痛める多くの人たちをはじめ、さまざまな団体、政党、無党派の人たちと力を合わせることが必要だとし、「石原都政の横暴をくい止め、都民の中に都政転換の共同を広げる先頭に立ちたい」と表明した。
暮らし安心 開発見直し 憲法守る 3つの転換共同を広く 私は、政治の流れを変え、みんなが元気にくらす東京をつくりたいという思いで、来年の東京都知事選への出馬を決意致しました。 6月には住民税の増税の大きさに多くの人が驚かされましたが、都民のくらしは、これらの税金・医療・年金・介護保険の負担増に直撃され、高齢者の老後への不安や正規雇用で働けない若い世代の将来への不安、商売の先行きへの不安やいつリストラにあうかもしれないというサラリーマンの不安など、誰もが明るい将来像の見えないような状態です。 安心してくらせる東京をつくっていくために、まず必要なことは「くらしの安心」です。 本当の姿知らせ このようなとき、石原慎太郎氏は、「オリンピック招致」言い出しました。これまでも石原都政は、公共サービスや福祉の切り捨てを進める一方で、「都市再生」という名の開発事業をすすめてきましたが、今度はさらにオリンピックに名を借りて大がかりな開発に巨額の血税をつぎ込むことになります。 ガラパゴス諸島をはじめ海外視察もいそがしく、週2日くらいしか都庁に来ないと言われている石原氏が熱心にやっていることといえば、都庁展望台でのカジノ開催や憲法9条改悪の旗振りと教育基本法改悪の先導役としての教育現場への強引な介入です。 また聞くに堪えない暴言の数々は、一都民として怒りよりも「恥ずかしい」気持ちになるくらいです。 それをいさめる人はとうの昔に遠ざけられているのかもしれませんが、自分に少しでも批判的な人間には恫喝を加え、都合の良いパフォーマンスばかりをマスコミで演出しているというのが実態です。 石原知事退陣を いつまでも面白がって見ている訳にはいきません。本当の姿が都民にじゅうぶん知らされていないことをいいことに、このようにやりたい放題の石原都知事を、一刻も早く退陣させなければ、安心してくらせる東京をつくることはできません。 私は、 (1)ストップ「格差と貧困」。税金の使い方をきりかえて、くらし・福祉・医療・教育・営業をまもり、都民にあたたかい、安心してくらせる東京をめざします。 (2)オリンピックに名をかりた大型開発を見直し、みどりと環境優先、安全で住み続けられる街・東京をめざします。 (3)憲法・教育基本法・地方自治法を守り、その精神で都民が平和でのびのびと働き学ぶことのできる東京をめざします。 この三点を大きな目標に都政の転換をめざします。 またそのためには、石原都政に心を痛めているたくさんの人たちをはじめ、さまざまな団体、政党、無党派の方々と力を合わせることが必要です。 私は目標が一致できるなら、可能な限りの協力関係を追求するという立場で、引き続き都政転換の共同に努力したいと考えています。 「強いものに尾を振りすり寄る姿」ばかりが目立つような国は決して「美しい国」とは言えません。 こんな閉塞感を、私たちの東京から打ち破っていこうではありませんか。 すべての都民のみなさんの大きなご支援と共同への参加を心から訴えるものです。
2006年 10月24日 吉田 万三 革新都政をつくる会