革新都政をつくる会 憲法が生きる 都民にやさしい東京に
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都民がつくる革新都政
会の機関紙「都民がつくる革新都政」2005年1月15日発行
憲法・教育基本法改悪許さず 平和で安心して暮らせる豊かなまち
「もう一つの東京」めざしがんばりましょう
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「都市再生」で超高層ビル群が東京駅周辺、東京湾岸に林立=写真右上・汐サイト(浜離宮から)、同左上・東京駅前国鉄跡地に立つ丸の内オアゾ、同右下・秋葉原駅前地域、同左下・品川駅東口地域(八つ山橋から)
 
節目の年、国民主権の原則生かし 民主都政実現の展望切り開く
革新都政をつくる会代表世話人・事務局長
   東京自治労連委員長 堤 敬
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 「災」の年、2004年が明けました。2005年は皆さんとご一緒にぜひ明るい年にしたいものです。
 今年はいろいろな意味で節目の年です。あの忌まわしい第2次世界大戦が終わって60年。平和憲法によって日本は戦争で国民の命を失うことがなかった誇りある60年です。
 いま、自民、公明、民主党など改憲勢力が、この平和憲法を改悪しようと競っています。しかし、それを阻止する我々の運動も発展しています。今年はさらに平和憲法守れの運動を大きく発展させたいものです。
 そして、労働者にとっては、春闘50年です。大企業はリストラで大もうけしていますが、労働者の生活は改善の兆しが見えません。さらに、小泉構造改革内閣とそれを先取りする石原都政は、国政、都政にリストラを持ち込み、社会保障や医療制度の改悪の連続で労働者や国民に傷みを押しつけています。
 それを跳ね返す05春闘を労働者、国民の手で作り上げたいものです。
 さて、少子・高齢化がいわれ久しくなりますが昨年の新生児は110万人。出生率は1・29を下回ることが想定されています。子どもを生み育ていくためには厳しい状況があります。そして、東京では1・00を切っています。これは、お年寄りだけでなく子どもと子育てに冷たい都政が続いているからです。
 今、自治体行政や議会では国民を主権者としてではなく行政サービスを受動的に受け取るだけのお客様としか見ない風潮が蔓延しています。都議会は、日本共産党とわずかな会派を除いて、自民・公明・民主・生活者ネットとオール与党体制で事態が進行しています。第4回定例会で、石原知事が日露戦争を賛美するとそれに符節をあわせ、大東亜戦争賛美の大合唱。石原知事が進める都政リストラと都市再生はフリーパスの状況です。
 今年は、都議会議員選挙が、そして、2007年には知事選挙が行われます。憲法が定めた国民主権の原則を生かし主権者としての選択をしっかりと行い、民主都政実現の展望を切り開きたいと思います。

新春の決意 石原都政5年のゆがみ正し―
「住民の福祉の増進」へ平和で安心、安全、健康なくらしを
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東京地評は憲法改悪反対闘争に全力をあげます
東京地評副議長 平山和雄
 私たちは、政府・財界の目指す「弱肉強食」社会、「戦争する国」造りと対決して、「安心・平等・平和な社会」「もう一つの日本は可能だ!」のスローガンのもとに多数の国民を結集する歴史的な05春闘をたたかいたいとおもっています。その中心課題が「憲法9条」をめぐる対決です。
 改憲派は、05年中の「改憲案」作成を競っています。国会の力関係は改憲派が圧倒的多数です。マスコミを使った「改憲」の世論作りは巧妙に大規模に進められています。
 しかし、国民世論は「9条」を変えて「海外で戦争する国」には反対です、国民の「権利」を制限し「戦争協力の義務」を押し付けることに賛成しているわけではありません。
 東京地評は、05年から07年までの「憲法をめぐる攻防の3年間」を戦後史の分岐点、正念場のたたかいとして位置づけ「憲法改悪阻止闘争本部」を設置し、次のような闘争方針でたたかいます。
 「憲法擁護・9条を守ろう」の課題は、日本の進路をめぐる最大の課題であるとともに、労働者の権利と労働組合の存立基盤を守るたたかいです。国民過半数の世論を結集する構えで、組合員一人一人が自覚的に参加する草の根の取り組みを重視していきます。当面する春闘のなかでは、学習会、宣伝、集会などすべての行動の中で「憲法擁護」の課題を位置づけ「職場の中に憲法」を浸透させます。産業・業界を視野に入れ「業界団体」や経営者、組合未加入者に「9条を守ろう」の声を広げます。
 05年、改憲派は「教育基本法」の改悪を国会に上程しようとしています。「戦争する国」を担う「人づくり」が教育基本法の改悪です。現行の教育基本法が否定している「愛国心」を強制するなど国家が教育を支配するという大改悪です。東京の石原都政は「憲法九条は改正すべき」を公言し、教育基本法を踏みにじる「日の丸・君が代」を学校現場に強制するなど、改憲と教育基本法改悪の推進力となっています。このような都政を許さないためにも6月の都議選は重要です。
 暮らしが厳しい、展望がないという人々が、憲法や教育基本法を変えれば少しは良くなると思わされています、闘いの発展と真実を伝えることを急ぐ必要があります。地評はこれらの取り組みに全力あげます。

 
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東京の「教育改革」憲法・教育基本法否定するもの
都教組副委員長 矢澤正道
 東京の「教育改革」は、憲法と教育基本法を否定し、国家主義的教育を押し付け、子どもと学校を差別と競争の中に投げ込んでいます。都教委は、「日の丸・君が代」を学校に強制し、教職員が「君が代」斉唱時に起立しなかった、また、子どもが不起立なのは担任の指導が悪いと言って処分を強行しました。子どもの内心の自由を否定し、「愛国心」を押し付けようとしています。
 04年2月、公立中学校2年生全員を対象に学力テストを行い、結果を区市ごとに公表、一部の区、市では学校ごとの結果も公表。その結果、学校・地域間の競争と同時に「学力向上」のための「授業時数の確保」が強制され、2学期制、夏休みカット、土曜スクールなど、子どもの生活からゆとりを奪っています。学区の自由化、学校選択制により子どもが集まらない学校の統廃合もすすみ、学校間の競争もおきています。
 そのような「教育改革」の中で教職員の多忙化は、極限に達しています。一日中走り回り、同僚と顔を合わせるのは夕方遅くなってから。機械警備に切り替わる9時すぎまで、誰かが学校に残っています。増え続ける報告書づくり、事務仕事。土、日に学校で仕事をしている人も増えています。
 都教組は、「日の丸・君が代」の押しつけに反対し、地域の民主団体と共同をして、教育委員会、校長に申し入れをした地域、あくまでも子ども中心の卒業式を作り上げた学校、そのとりくみの中で職場、地域の合意を広げています。
 04年東京教研は、例年を大きく上回る177本のレポートが提出され、子どもを主人公に一人ひとりの子どもを大切にした教育基本法を生かした実践が広がっています。
 教育基本法改悪と「教育改革」に反対する運動も広がっています。各地域につくられた子どもと教育を守る地域共同組織は、学習や宣伝、署名活動にとりくんでいます。日野、多摩、稲城では憲法と、教育基本法の改悪に反対する市民3000人のアピールチラシを配布しました。子どもと教育を守ろうという合意は広がっています。

 
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”いのちは平等”憲法25条が踏みにじられる
東京民医連事務局次長 前沢淑子
 昨年は、自衛隊のイラク派兵反対、年金の改悪反対、有事法制反対のたたかいで開けました。憲法改悪勢力のねらいが明らかになるなかで、6月10日には「9条の会」が結成され、それを受けて11月には「憲法9条を守る医師・医学者の会」が発足し、東大医学部図書館で結成集会が開かれた記念する年でした。2005年は、これらの流れを東京で更に大きく広げていく年にしようと決意を新たにしています。
 特に石原都政のもとで、老人・障害者・難病などの医療・福祉の助成制度がどんどん切り捨てられ、憲法25条が踏みにじられる現実にがまんできない思いでいっぱいです。「いのちは平等」なのに、お金の切れ目が命の切れ目になっている現実を前に無差別平等の医療を続けてきた民医連の51年の歴史を守り発展させていかなければならない、と改めて自らの使命を痛感しています。
 1月21日から始まる通常国会には介護保険見直しの法案がだされます。すでに明らかにされている内容では、介護保険料の引き上げや施設入居費の引き上げ、要支援や要介護1の利用者のサービスを削減するなど、安心して介護が継続できる状況からますます遠のく内容です。2000年介護保険開始とともに医療から介護へと事業を広げ、地域の人たちとともに安心・安全の医療・福祉・介護をと奮闘してきた私たちにとっても介護の後退は許せない、財政が大変だからとサービスを抑制する厚生労働省のやり方に対して、現場の実態から闘う正念場の年です。
 また、「先進医療を受けたい人は自費で」という混合診療の解禁も大きな問題です。日本医師会をはじめ、多くの医療関係団体が一致して反対を表明しています。私たちは、これらの団体とも手をつなぎ、憲法25条の精神をまもる一致点で団結する流れをつくっていく必要があります。
 平和で安心・安全・健康なくらしを全ての都民が過ごせるように、昨年に広がった平和・いのち・くらし・教育の切り捨てを許さない運動と大きく手をつなぎ奮闘する決意です。今年もよろしくお願いします。

 
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憲法を活かす視点で1千名の講師養成を決意
東京自治労連副委員長 森田稔
 2005年には入り、憲法改正をめぐる議論が本格化しています。東京自治労連は春闘の中で二つの柱を中心にして取り組みます。
 第一に、徹底した学習の追求です。憲法を職場に活かすという視点で、仕事の内容や進め方を見直そうと意思統一しています。この取り組みの中で、1千名の講師を養成しようと決意しています。
 二つ目は共同をめざす取り組みです。1月29日には闘争本部を設置し、国民的共同に発展させるために首都東京の自治体労働組合として奮闘します。
 共同組織として「東京自治体9条の会」(仮称)をメーデーまでに結成します。
 「9条改悪を許さない」一点で、さらに幅広い層を結集した新たな共同組織の結成を追求し、憲法を活かすためにも、現在の地方自治制度や社会保障制度、地方公務員制度の改悪反対の取り組みを強めます。
 憲法改悪反対の署名運動については、国民過半数が目標であり、東京自治労連としては組合員10名をめざします。現在行っている「今、核兵器廃絶を」の署名と結び合わせ、組織内や駅頭(6・9運動など)で取り組みます。
 1月21日に召集される通常国会では、教育基本法の改悪と国民投票法が上程される危険性が極めて強まっています。教育基本法の改悪策動は、憲法改悪と表裏一体のものですが、内容や価値は十分国民のなかに浸透しているとは言えません。「いかそう教育基本法東京連絡会」など共同して反対の取り組みを強めます。
 国民投票法についても、憲法改悪を目的としたこの法案の狙いや不当な規制内容を明らかにするために取り組みます。
 2005年は間違いなく憲法改正反対の世論を作ることが私たちのもっとも大きな課題のひとつとなる年です。国会議員の94%が改憲派という情勢です。
 また、「環境権」「情報公開」などの条項が欠けているなどとマスコミによる情報操作の影響もあり、「憲法改正」賛成が過半数であるとの世論調査もあります。しかし、国民世論は、6、7割が「9条改正」反対派です。この力に依拠するとともに、「9条の会」をはじめとした地域、職場、学園、各分野で広がる学習・反対運動をもっともっと強めるために東京自治労連も奮闘します。

 
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生存権破壊につながる憲法25条改悪阻止の署名
都生連会長 須山利夫
 新年は高齢者世帯を直撃する税制度の改悪が目白押しです。この1月からは、65歳以上の所得税50万円の老年者控除の廃止。公的年金等控除が縮小され、06年6月からは所得125万円以下の非課税措置が段階的に廃止される。また、定率減税が2年間で廃止することも決定済みです。
 この結果、都民の高齢者はどうなるのでしょうか。住民税の改悪実施は1年延ばされますが、いずれは、非課税の人びとが納税者になり、都営住宅居住者の低所得対象の家賃減免が高い家賃になり、70歳以上の敬老パス購入費が住民税非課税者は1000円だったものが、2万510円でなければ買えないということになります。パス無料のときは高齢者の72%の利用者が有料化されてからは55%に大きく減退しています。
 私たちの会員や周りの人たちは、石原都政の福祉切り捨て政策で、ねたきり老人を抱えている家庭、病弱な65歳以上の人びとへの福祉手当、マル福復活を求める要求は日増しにつよまっています。
 小泉内閣、石原都政の国民いじめはさらに続き、年金保険料、健康保険料の引き上げ、介護保険の負担増、そして消費税の大幅値上げ路線と無茶苦茶です。
 全国の生活と健康を守る会は、このような国民の生存権を破壊する道へつながる憲法25条改悪阻止の署名を取り組んでいます。
 さらに東京では、「マル福、老人福祉手当を戻せ」「シルバーパスを無料に戻せ」「都営住宅をたくさん建てろ」「救急車の有料化反対」などを柱にした都知事宛の署名を春から始めようと準備しているところです。
 先日、港区へ行ったら、東京消防庁へ集中する無料の緊急通報システムが、民間委託で有料になっている話を聞きびっくりしました。しかも改善を要望する声が多いのです。介護保険の住宅改修事業も東京都一律で開始されたものが、区によって自己負担額がバラバラになっています。地方分権の今日、区・市の実情をよく調査し、対区対市交渉を積み重ねて、その上での5月におこなう例年の対都交渉へ、いま「私の要求」を結集中です。

 
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平和と憲法の綱を握る人増し憲法9条を世界に発信
新婦人都本部会長 上伸子
 戦後60年、被爆60年の05年を、核兵器廃絶に明確な一歩を踏み出す年に、自衛隊がイラクから撤退する年に、憲法・教育基本法のめざす日本に、現実を変革する年に、新婦人都本部も今年の行動を始めている。
 昨年8月の日本母親大会で、アグネス・チャンさんは、「日本はいま曲がり角。今年から再来年、一番大事な年になるのかな、と感じます」と語った。その曲がり角に、平和と憲法の綱を握る人をふやすことで、憲法・教育基本法の改悪を許さず、憲法9条を世界に発信したい、と思っている。
 新婦人は、「いま、核兵器廃絶を」の署名と「憲法改悪反対、9条守れ」の署名を各5人以上集め、「新婦人しんぶん」を読む仲間を1人増やすピースチャレンジャーに会員みんながなって、達成しようと呼びかけています。
 街頭で署名宣伝行動、団地などに署名をポストインして、後でお訪ねをする。新婦人の入会をお誘いするイメージアップチラシにも署名を刷り込んで全戸配布(新聞折込み)。署名がFAXや郵送で届いています。
 班では、新婦人でも作成した『あたらしい憲法のはなし』や『新婦人・憲法手帳』をつかっての学習、「おくにことばで憲法を語る」など憲法シリーズ班会をかさねる。支部では、全会員に「『憲法9条を守りたい』『核兵器なくしたい』その気持ちをあなたのできることで表しませんか」と発信。折鶴で鶴を折って届ける会員、一円カンパを届ける会員、布にメッセージを書いてくれる会員、そして署名用紙5人分を埋めて戻してくれる会員に、支部で確信を深めています。
 「世界に誇る9条を守ろう」と書いたプレートを自転車の前かごにつけて走ってアピールもしています。絵手紙小組では、憲法をテーマにした絵手紙展を、郵便局や喫茶店で開き、「とかくむずかしいとされる憲法を身近に感じました」と感想が寄せられ、仲間を増やしています。街頭では「アメリカ軍は追い出したいが、日本は軍隊をもって自ら国を守るべき、9条改悪反対の署名はできない」との声も。もっともっと対話して、憲法守る世論大きくと、運動します。

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シリーズ自治体とは(5)
区立保育園民営化 ノーの共同を
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 世田谷区では、区立保育園民営化に反対する運動にとりくみ、これまでに3回、150万枚の全区民宣伝、110回の駅頭宣伝など、8万6千筆の「民営化計画の見直し」を求める請願署名が寄せられています。

保育園の民営化は「保育の商品化」
 各区立保育園父母会などの学習会も連鎖的に広がり、100名余の父母の連名で反対意見書を出したり、独自に議会各会派に働きかけています。
 区立保育園の民営化は「区立がこれまでの私立に変わるだけ」でなく、営利企業の大規模な参入と「企業が儲けをあげられる水準」への保育基準の引き下げや保育料の値上げをともなう、「保育の商品化」です。
 「民営化先進国」のアメリカでは、医療保険までほぼ完全に民営化され、「安い保険にしか入れない」人は行ける病院も、できる治療も限られ、国民の命もお金次第になっています。
 子どもの保育が「企業が売る商品」にされれば全ての子どもに健全な育ちを保障することができません。
 世田谷区は04年7月末に、当面の民営化対象園を2園発表しました。
 どちらも父母会のない園でしたが、緊急の有志学習会が開かれ、父母の会が結成され、区側の説明会でも「納得できない」と厳しく追及しています。

一方的民営化は契約違反
子どもは区の備品でない

 平成18年度から「民営化」とされた園では「措置から選択の時代になった」といわれる中、「区立保育園」を選択したのに、途中から一方的に私立に変える、というのは契約違反、「土地や建物を私立に貸すのは区の権限かもしれないが、子どもは区の備品ではない」「どうしても民営化するのなら親の過半数の同意を条件に」と独自の陳情を区議会に出しました。
 ところが11月の区議会委員会で、自民党・公明党などが、私たちの提出した請願も、指名された園の父母が出した陳情も、ともに「不採択」にしました。
 しかし、各会派の態度は、「賛成・反対・慎重」の3つ分かれており、これからの運動次第です。
 日本と東京の保育を守るため、各区・市での運動が励まし合ってがんばりましょう。【世田谷区職員労働組合・書記長西宮常雄】

 東京の保育を支えてきた私立保育園の補助金を、1園あたり年500万円もカット。各地で「ベテラン保育士がパートにきりかわる」などの被害がでています。東京では専任保育士など常勤職員の4年間の増加率は全国最低です。
 また石原都政が、認可保育園にかわる「目玉」として打ちだしてきた「認証保育所」(例・株式会社等による運営で、保育士の配置や園庭などが基準に満たなくても認める駅前保育園)は、都の調査(04年7月)でも保護者の76%から「料金を値下げしてほしい」という声があがり、「認可保育園に入りたい」と応えた保護者は63%におよびます。
連載 石原都政と教育(第14回)
子どもと教育の風景(14) 東京都教職員組合 教文部長 滝沢 孝一
競争激化を心配する声よそに都教委「一斉学力テスト」実施
 昨年2月に中学2年生を対象におこなった「一斉学力テスト」を、今度は小学5年生と中学2年生の全員に1月18日、実施した。
 私たちは、「一斉学力テスト」が子どもや学校にどれほど非情な事態を引き起こしているのか都教委に知ってもらい、テストの実施と成績公表を止めるよう、暮れに学校現場の代表と一緒に要請をおこなった。
■区市ごとの成績が公表され、新聞などが順位表を掲載した。夏のクラブの大会に行った生徒が何人も「あんたたちの市は成績がビリケツだよね」とからかわれて帰ってきた。
■学校ごとの成績も公表され、「○○区は23区で一番バカ。そのなかでもウチの学校は一番バカ。この区の高校には行きたくない。○○区から出たい」と子どもが言いに来た。
■「一斉学力テスト」の成績を上げるために、模擬テストをやった小学校がある。小5と中2の冬休みの宿題が極端に多くなった。中2では、昨年の問題を宿題に出した学校がある。
■テストの説明会で区教委に、できない子とか白紙で出すような子はどうしたらよいかと質問したら、親の承諾を得られるならテストを受けさせなくてよいと答えた。
■自分がやった解答用紙が返されないで、どうして自分の学習を振り返ることができるのか。テストを返すのは当たり前ではないか。
 こうした学校現場の声に、都教委はテストは予定通り実施、成績も公表する、解答用紙は本人には返さない云々と平然と答えた。
都議団から見ての石原都政(その3)
憲法否定・侵略戦争美化 教育への支配介入
      日本共産党都議団政調委員長 曽根はじめ
 石原都政の第3の歪みは、憲法改悪の先頭に立ち、また都立学校の卒業式などで日の丸・君が代が強制されたり、養護学校の性教育への弾圧など教育への支配と介入が進められていることです。
 日本共産党は知事の憲法否定発言が侵略戦争美化やイラク戦争容認などの発言と合わせれば「侵略戦争の反省の上に築かれた憲法9条を否定し、日本を再び戦争をする国にしようとするもの」と指摘。発言撤回と憲法尊重擁護義務の遵守を求めました。石原知事は、憲法九条は「改正すべきだ」、場合によっては「命がけで憲法を破る」とまで答弁しました。ところがこの重大な発言に公明党、民主党、生活者ネットは沈黙し、自民党は「感動した」と礼賛するありさまです。
 最近の国の年金・社会保障切りすてや、高速道路やダムなど大型公共事業への固執、憲法と教育基本法改悪の動きを見ても、今まで述べてきた都政の大きな歪みとは、石原知事が小泉の悪政を露骨に先取りし、都民との鋭い矛盾をきたしているものにほかなりません。
 そして福祉切り捨てや「都市再生」も含め、都政のゆがみに対して自民・公明に加え、国政で野党の民主党も手放しでほめたたえ「政策の大きな違いはない」と幹事長自ら述べています。生活者ネットも殆んどの予算と議案に賛成しており、都議会がいわばオール与党で支えているのです。
 都政新報は「共産党などを除くと総与党化が進み、石原知事の2期目になってから翼賛的な傾向が顕著」と報じました。都民の立場に立ち、石原都政の歪みにずばり切り込む日本共産党の役割はますます重要です。
 また今、大企業の増益を反映し6千億円もの都税の増収が見込まれており、これを介護保険改善や子ども医療費助成、30人学級や学校・住宅耐震補強など都民施策に活用せよと提案しています。
 日本共産党が伸びてこそ都民に役立つ都政が切り開かれます。ぜひ今年は都議選はじめ皆様のいっそうのご支援をお願いします。
青い空
 昨年は幾度もやってきた大型台風による災害。中越地震。そしてインド洋を襲った大津波。止むことのない米のイラクへ攻撃。世界中の人々が地球が掻きむしられるような痛みのなかで新年を迎えた
▼戦後60年、阪神淡路大震災から10年、節目の年である。冬晴れの「成人の日」振袖姿が街を彩った。テレビは各地の成人式を映し出した。広島での若者の誓いは「戦後そして被爆60年戦争のない世界の創造に向かって一歩ふみ出す」とし、阪神の地からは「ボランティアの救援の有難さを中越の人々に役立てている」と会場からの募金活動に取り組んでいる。格好いい!新成人として時代を吸収し対峙した一歩を踏み出しているのだ
▼私も若者に学びもっと知力をつけ体力を維持して冬の時代から春を呼び込む時代を生きなければ。その一歩が6月の都議選。「命をかけて憲法をぶっ壊す」と放言する石原都知事。共産党以外の政党が「そうです、そうです」と都民不在の都政を進行させている。許せない。「日の丸・君が代を強制してはならない」と天皇でさえ言う時代なのだ。道理の通る都政に変えられるチャンスの年だ
▼「9条の会」は歴史の夜明けを拓く日本の心の叫びである。寒気のなかでびっしりと花芽をつけたろう梅は境界のない空にむかって青く輝く(中)
この国はウソツキと暴言野放しビラ御用!

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