市民と野党の共闘で勝利を 定期総会でたたかう方針決定
2025年2月15日
1月22日、東京労働会館ラパスホールで革新都政をつくる会2025年定期総会が開かれました。総会では「2024年都知事選挙総括と・都政転換をめざす活動方針」(2~4面掲載)、2024年決算及び2025年予算、次期新役員(2面掲載)の選出を満場一致で決定しました。
昨年7月、歴史的な都知事選挙をたたかった革新都政をつくる会は、1月22日、東京労働会館ラパスホールで2025年定期総会を開催し,2024年都知事選挙の総括と都政転換をめざす活動方針を決定しました。
開会あいさつを矢吹義則代表世話人(東京自治労連委員長)がおこない、自治体の役割が問われた都知事選のたたかいを振り返るとともに、今日の物価高騰、2025年度東京都予算編成にふれ、都民のための都政をつくることの重要性を訴え、要求を持ち寄ってたたかうことを呼びかけました。
中山伸事務局長が議案(2~4頁)を提案。都知事選について「新たな民主主義の動き」を生み出したたたかいを総括し、市民と野党の共闘のたたかいが実証され、ひとり街宣など新たな動きが広がったと強調するとともに、共闘の推進や都政転換の方向性、政策づくりなどで革新都政をつくる会が重要な役割を果たしたと強調しました。そして総選挙で与野党過半数割れという情勢のもと、「新たな都政転換に臨む」として、都議選・参議院選で都民・国民が主人公の流れを切り開くことを呼びかけました。
提案にもとづく討論では、福祉、文化、教育、三多摩格差、医療・都立病院、女性、青年・学生、平和、憲法など各団体、地域、分野での取り組みや切実な要求にもとづく活発な発言が相次ぎました。
都議会報告を日本共産党原田あきら都議がおこない、都知事選挙で市民と共闘による蓮舫氏が立候補したことにより危機感をもった小池知事が都知事選で都民が求めてきたことを公約に掲げざるを得なくなったことを報告。また、都議会自民党の裏金問題追及を報告し、都議選・参院選で都民・国民が主人公の政治の流れを切り開くことを訴えました。
顧問として吉田万三氏が出席し、小池晃日本共産党書記局長・参議院議員からメッセージが寄せられました。総会は全ての議案を承認し、閉会あいさつを西坂昌美代表世話人(東京民医連事務局長)がおこないました。
視 点
裏金づくりの都議会自民党 都議選で厳しい審判を
しんぶん赤旗日曜版のスクープを機に政局に激震を走らせた自民党の裏金問題。今度は日本共産党都議団が入手した内部文書によって、小池与党である都議会自民党でもパーティ券収入の「中抜き」=「持ち逃げ」がおこなわれていることが発覚。その後、都議会自民党が記者会見によて現職16人、元議員8人など合計26人が総額2873万円にのぼるパーティ券収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかにされました。
この都議会自民党の裏金づくりは、旧安倍派と同じ構図で、都議会議員には1枚2万円のパーティ券50枚のノルマが課せられており、販売収入のうちノルマ超過分は会派に納めず「中抜き」したうえで、会派・都議双方が収支報告書に記載しないで裏金としていたものです。
そもそも政治資金規正法は「政治活動が国民の不断の監視と批判のもとに公明・公正に行われるようにし、民主主義を健全に発展させる」ことを目的に制定されたものです。自民党の国会、地方まるごとの金づくりはこれを蹂躙するものであり、金権政治の復活にほかなりません。
都民の怒りと批判をうけて都議会自民党は議長を辞職、夏の都議選での幹事長経験者の非公認など発表しましたが、真相解明には蓋をかけたままです。
夏の都議会議員選挙で厳しい審判を下しましょう。