団体地域代表者会議 都知事選総括と新たなたたかいを意思統一
2024年9月15日


 革新都政をつくる会は8月29日、団体地域代表者会議を開催。市民と野党の共闘で7月にたたかわれた都知事選挙を総括し、次期都知事選挙と来年の都議会議員選挙に向け、市民と野党の共闘のさらなる前進と切実な都民要求に応える都政への転換をめざす取り組みをすすめることを意思統一しました。

財界・支配層の策動
実証された市民と野党の共闘

 会議ははじめに矢吹義則代表世話人(東京地評議長)が「選挙は残念な結果となったが、市民と野党の共闘で擁立した蓮舫候補がボトムアップで都民要求をとりあげ奮闘された。選挙戦も市民と野党の共闘でおおきく広がった。この経験を次の都知事選挙に活かして都政転換を実現しよう」と開会挨拶をおこないました。
8.29 団体地域代表者会議 矢吹mono
 情勢報告に立った日本共産党の小池晃書記局長は「今回の都知事選挙では、市民と野党がオープンな形で、蓮舫さんという最強最良の候補者を選び、『1人街宣』も熱く広がった」と述べるとともに「選挙結果は残念だが、革新都政をつくる会が日常的に都政の問題点を分析し、改革の方向を示してきたからこそ、蓮舫さんの政策も日々バージョンアップされた。都議会で小池都政を追い詰める論戦をおこない、来年の都議選、次期の都知事選挙で都政を転換しましょう」と訴えました。
 また国政について岸田文雄首相の退陣は「国民の批判に追い詰められた結果」と指摘。自民党総裁選についても誰も裏金問題という自民党ぐるみの犯罪に触れようとしないと批判。総選挙の情勢について紹介、共産党の前進とともに「市民と野党の共闘の再構築に全力をあげる」と表明しました。

 ついで中山伸事務局長が「都知事選挙」の総括と次の都知事選挙に向けた「都知事選挙の取り組みの恒常化と組織の確立」について報告をおこないました。
 中山事務局長は今回の都知事世挙が安倍暴走政治を継承し、統一協会、裏金問題などで国民の離反を招いた岸田政権と自民党政治に追随し財界ファースト・都民置き去りの都政を押しすすめる小池都政のもとでおこなわれたことを指摘。小池都政の8年を検証し、厳しい審判を下すことが何よりも求められた選挙であったこと、こうしたもとで財界・支配層が市民と野党の共闘による「都民が主人公」の都政の実現を阻止することを戦略目標にすえ、自民党が表立った動きを隠すステルス「隠密」作戦を展開、小池都知事もテレビ討論会の拒否など、蓮舫候補との論戦から逃げまくる作戦を展開したことを指摘。
 さらに有権者の自民党からの離反、小池都知事の支持の低落などを背景に市民と野党の共闘の都政が実現することをを恐れた財界・支配層が、「既成(政党)政治」対「非既成(政党)政治」の対立構造を演出し、その旗手として、これもステルスによる財界や自民党による全面支援のもと第3の候補として石丸伸治候補を押しだしたことを指摘しました。

 また、選挙戦の取り組みついて、革新都政をつくる会が「市民と野党の共闘で都政転換」をめざす呼びかけ人会議と連携して共闘を押しすすめるとともに、この8年間、小池都政をウオッチング、悪政の告発、都民要求の実現につとめてきたこと、選挙戦にあたって都政パンフや都政黒書の作成・普及など論戦をリードしてきたことを報告。
 また、市民と野党の共闘の集会などを重ねることで蓮舫候補の擁立を実現したこと。短期間に労働、女性、市民などの団体と地域での共闘体制が確立し、多くの市民がボランティアや「1人街宣」などに立ち上がり、民主主義の力を示したことを紹介しました。あわせて「共闘による態勢構築や政策協定、対等平等の運営」などについて意見が寄せられていることを紹介しました。そして、今回の都知事選挙の教訓に学び、この間のたたかいを通して広がった幅広い市民との結びつきをさらに広げ、真の市民と野党の共闘に発展させ、財界ファースト・都民置き去りの都政の実態を徹底追求し、都民要求実現、都民本意の都政の実現を目指したたたかいを直ちに開始することを呼びかけました。
 討論では、各団体、地域から11名の発言があり、いずれも全力で市民と野党の共闘による選挙戦にとりくみ都民の支持を大きく広げたこと、市民と野党の共闘の力が実証されたこと、またその中で革新都政をつくる会が果たしている役割について確信に満ちた報告がつづきました。
 最後に木下雅英代表世話人(都教組委員長)が閉会の挨拶に立ち、新たなたたかいを呼びかけました。


笑顔つながる東京を 最新ニュース
社会保障
地球環境
ゆたかな教育
防災対策
都政のあり方
革新都政をつくる会とは
関連団体リンク
サイトマップ
旧WEBサイトへ