2024都知事選挙 市民と野党の共闘に大きな役割
2024年8月15日
7月7日投票でたたかわれた東京都知事選挙。革新都政をつくる会は、たたかいの余韻が残る同月19日、代表世話人会を開催し、市民と野党の共闘でたたかわれた歴史的な選挙戦挙の総括と次ぎなるたたかいに向けたとりくみを議論、当面の方針を決定しました。

代表世話人会で議論と総括
ひろがるつくる会への信頼と期待

  冒頭、会は中山伸事務局長が都知事選挙の結果について、選挙後、会が発表した「声明」にもとづいて報告。
 今回の選挙では革新都政をつくる会が「市民と野党の共闘で都政転換」をめざす呼びかけ人会議とともに粘り強くとりくんできた市民と野党の共闘が実現、その市民と野党が擁立した蓮舫都知事候補が選挙戦の先頭に立って奮闘されたこと、労働団体や女性、医療、業者、青年など各分野の団体、各地域での市民と野党の共闘組織が蓮舫都知事の実現をめざして、昼夜をわかたず大奮闘したこと。さらに都民要求に根ざした対決点の押し出しとボトムアップでの政策・提言のとりくみなど、市民と野党の共闘のたたかいの意義が実証され、新しい民主主義の動きとなって、新しいたたかいへの発展の希望を生み出したと強調しました。
 つづいて、田辺良彦日本共産党都委員長が「都知事選挙・都議補欠選挙のたたかいと結果」について報告。田辺氏は残念な結果だったが、蓮舫氏も都議補選も大健闘だったと述べ、石丸氏の得票をどうとらえるか、このたたかいからどういう教訓をひきだすかについて各地での論議を紹介し、都知事選の総括と課題について提起しました。
 各代表世話人からは各団体の報告・総括会議などをふまえた発言がおこなわれ、蓮舫候補の大奮闘を讃えるとともに、今回の選挙で「ひとり街宣」「ボランティアセンター」など市民が主人公となったあらたたな運動の発展がつくられたことなどが交流されました。また、各団体での推薦決定から宣伝・支持拡大のとりくみ、各団体の対都要求と選挙政策、選挙戦を通じての市民と野党の共闘の発展、街宣・宣伝の課題、SNSによる選挙運動の大きな変化、石丸候補について出されている議論など、活発に意見交換がおこなわれ、都知事選挙後の対都要求実現をめざす取り組みも紹介もされました。
 議論を通して、歴史的な都知事選挙において果たした革新都政をつくる会の重要な役割を確認、共有することができました。同時に、革新都政をつくる会として団体地域代表者会議を8月29日(木)夜、東京労働会館ラパスホールで開催し、各団体・地域でのとりくみをふまえた総括をおこない、都民要求実現・都民が主人公の都政をめざすとりくみについて、意思統一をおこなうことを決定しました。
 市民と野党の共闘の実現に歴史的な役割を果たした呼びかけ人会議など市民と野党の共闘のさらなる発展をめざすとりくみ、2025年度予算要求の運動、都議会第3回定例会開会前宣伝(9月17日)の実施を決めました。

今後の東京と日本の政治を変える大きな財産
「都知事選挙振り返り会」で議論

 7月22日、蓮舫候補を実現した候補者選定委員と選挙戦を最前線でたたかった地域の共闘組織による都知事選挙振り返り会が開催されました。会議には蓮舫氏が出席し、「みなさんに最高の景色を見せていただいた。選挙で訴えた若者支援や雇用改善、多様性の尊重、誰かの夢を笑わない社会は今後も求めていかねばならない」「選挙後の圧力はあるが、黙らず声を上げつづけ、みなさんと一緒歩いていきたい」と挨拶を述べました。
 候補者選定委員としてまた地域の共闘で奮闘された宇都宮健児弁護士は「候補者選定委員会で最高最強の候補者として蓮舫さんを選んだことを、大変誇りに思う」と述べるとともに「蓮舫さんへのバッシングに対して、私たちも蓮舫さんと一緒にたたかっていく」と訴えました。
 討論では、立候補・大奮闘された蓮舫さんへの感謝が語られるとともに、東京でのはじめての共闘のとりくみが大きく広がったことへの確信が表明されました。同時に共闘による態勢構築や政策協定、対等平等の運営などについて厳しい指摘もおこなわれました。日本共産党の小池晃書記局長からは「今後の東京と日本の政治を変える大きな財産になるたたかいだった」「みんなの力で課題を乗り越えてすすもう」と訴えがありました。

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