宇都宮さん大健闘!全都で市民と野党の共闘実現
2020年7月17日
2020年都知事選挙は、新型コロナウイルス感染拡大が世界的規模で長期化する未曾有の情勢のもとでたたかわれました。
革新都政をつくる会は、「市民と野党の共闘で、都政の転換」をたたかいの基軸にすえ、「呼びかけ人会議」と連帯して、都政の転換を訴え、市民と野党の共闘の候補者としての宇都宮けんじさんの必勝をめざして総力を挙げてたたかいました。
選挙戦を通じて宇都宮候補の「都民の生存権がかかった選挙」という訴え、具体的な解決の道筋を示したコロナ対策、都民の切実な要求に真摯に応える姿勢は論戦をリード、都民の熱い共感をひろげました。結果、宇都宮候補は84万4151票を獲得、小池百合子候補についで2位を得る大健闘となりました。
宇都宮候補必勝態勢の確立から投票日まで、1カ月余の短期決戦でしたが、コロナ禍の困難なもとで、感染防止に万全をつくしながら、各団体、地域は次々に支持決議をあげ、急速に共同を広げ、宣伝、宇都宮支持拡大を全力で推進しました。
革新都政をつくる会が作成して、ひろめてきたパンフレット「2020年都知事選挙・私たちの提案」「小池都政黒書」は選挙戦の中で広範に活用され、要求「プラスター」は街頭で都民の共感を広げました。
また、市民と野党の共同のたたかいを通じて、都民不在の都政の実態と都民要求実現のたたかいが共有されたことは、大きな財産であり、今後の都政転換へのおおきな原動力となることは間違いありません。
市民と野党の共闘をさらに発展させ、国政、都政の転換に全力を挙げようではありませんか。
新型コロナ対策
公的責任果たさず、感染拡大小池都知事の責任重大
都知事選挙では新型コロナウイルスへの対応がきびしく問われました。宇都宮けんじ候補は、徹底したPCR検査をはじめ都立・公社病院や保健所の拡充、「自粛と一体となった補償」など都民の生命と暮らし・営業を最優先にする政策を提案しました。一方、小池知事は対策を講じていると強弁するだけで、全面的PCR検査の実施や発熱外来の拡大、公的医療や公衆衛生の体制の強化、「自粛と一体となった補償」などの抜本的対策と都民の切実な要求の実現を拒みました。。
そもそも東京での感染拡大は、小池知事が7月に開催予定だった東京オリンピックを最優先することで初動を誤り、さらには厚生労働省から「爆発的感染拡大」の危険が通知されていたにもかかわらず、これを伏せ、オリンピックの延期が決ってから、ようやくこれを記者会見の場で明らかにするという、自治体の長としてあるまじき態度が招いたものということができます。
さらに、いまなお全面的なPCRA検査や「自粛と一体となった補償」などの公的責任を放棄し、「自衛」=自己責任の問題にすりかえようとしている小池知事の責任は重大です。