2020年東京都知事選挙の結果について(談話)
2020年7月17日
2020年7月6日
2020年東京都知事選挙の結果について(談話)
革新都政をつくる会
事務局長 中山伸
事務局長 中山伸
宇都宮けんじ都知事の実現をめざして支持をしていただいたすべての都民のみなさん、あたたかいご支援と激励をいただいた東京・首都圏・全国の労働組合・市民団体のみなさんに深く感謝申し上げます。
未曽有の新型コロナ禍のなかでたたかった都知事選挙において、革新都政をつくる会は、「市民と野党の共闘の実現で小池都政の転換を」かかげ、市民と野党の共闘の候補者としての宇都宮けんじ候補の必勝をめざして総力をあげてたたかいました。
選挙戦では、市民と野党の共闘が各地で発展し、選挙戦の局面をおおきく変えるとともに、新型コロナ対策をはじめとする都民のいのちとくらしを守る政策と「正直・公正」な宇都宮候補の訴えが論戦をリードしました。結果は、宇都宮候補が844,151票を獲得。小池百合子候補が再選されました。
今回の都知事選では、コロナ危機への都民の不安がたかまるなか、都民のいのちとくらしを守る都政のあり方が最大の焦点となりました。宇都宮候補はこの選挙を「生存権がかかった選挙」と位置づけ、全面的なPCR検査の実施や「自粛と一体となった補償」など抜本的な新型コロナウイルス対策の提案をはじめ、都民の命とくらしを守る政策を掲げてたたかいました。
同時に、浜矩子さん、五十嵐仁さん、永山利和さんが代表呼びかけ人となった「市民と野党の共闘の実現で、都政転換をめざす呼びかけ人会議」の呼びかけで、立憲民主党、日本共産党、社民党、新社会党、緑の党による市民と野党の共闘が東京において実現。さらには国民民主党の幹部、野田佳彦前首相による支援、無所属の区市町村議員、市民連合や地域の革新都政をつくる会などとの共闘が日に日におおきくひろがったことは歴史的意義をもつものです。
また、選挙戦を通じて、東京オリンピックを優先させ初動を誤った新型コロナウイルス対策とともに、築地の豊洲移転、東京オリンピック見直し、情報公開、待機児ゼロなどの都民との約束を反故にしたこと、都営住宅や少人数学級などの切実な都民要求に背を向けてきたこと、都立・公社病院の地方独立法人化の強行など小池知事の4年間の都政運営の実態が都民の前に明らかにされたことも重要です。
小池候補は、選挙戦にあたって都民の批判を恐れ、オンライン選挙に徹するとして都庁に立て籠もり、都民の前での論戦を回避したことは、民主主義の根幹である選挙を冒涜するものであり許されません。
私たち革新都政をつくる会は、今回の選挙で実現した野党と市民の共闘をいっそう発展させ、コロナ危機から都民のいのちとくらしを守り、都民要求実現、憲法を生かし「都民が主人公」の都政を実現するために、決意をあらたにひきつづきたたかいを力強くすすめることを表明します。