日野市で“つくる会”が再開 「呼びかけ人」拡大「都政パンフ」普及など意思統一
2020年4月15日
4月5日、革新都政をつくる会日野市民の会再開世話人会が開催されました。会には日野市内の革新懇、日野労連、新婦人、日本共産党日野市委員会などの代表8名が出席。
都段階の革新都政をつくる会からの都政問題の報告をうけ、意見交流と当面のとりくみについて検討をおこないました。
都政報告では、①小池都政の4年について、オリンピック見直しや築地市場移転、情報公開、待機児解消など小池知事の都民との約束がどうなったのか、など小池知事が誰の方に顔を向けて都政を運営しているのか、②財界・大企業奉仕から「都民が主人公」の都政への転換、新たな多摩格差の是正などの政策転換の課題、③7月5日投開票の都知事選挙に向けた浜矩子さんなどの「呼びかけ人会議」の拡大、革新都政をつくる会作成の都政パンフの普及と団体・地域での会の確立・運動強化など「市民と野党の共闘の実現で小池都政の転換」をめざすとりくみ、などが報告されました。
議論の中では、シルバーパスの負担軽減とモノレールへの適用、国保税の軽減、ミニバスなどの交通政策、保健所の拡充(多摩地域には5ヵ所のみ)、都営住宅の建設、多摩格差問題など切実な市民要求が出され、くらしと都政のかかわりについて意見が交換されました。
また、日野市民の会としての学習会の開催や呼びかけ人の拡大、宣伝など、新型コロナウイルスの感染予防対応に考慮したとりくみが検討されました。
世話人会は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発動される前でしたが、少人数で参加者の席の間隔をあけ、全員マスクを着用、部屋の換気も十分におこなうなど新型コロナウイルスの感染予防対策に留意しておこないました。
都政とりもどす教科書
佐久間千絵 (新婦人東京都本部 会長)
私はこのパンフは都民の手に都政をとりもどす教科書だと思います。私は革新都政代表世話人の中の唯一の女性です。50台になろうとしていますが若い方に入ります。女性政策を考える際、子どものいる女性だけでなく独身女性にスポットをあてようと会議で話してきました。
37ページにはJKビジネス、AV出演強要、性暴力というワードを入れました。女性の人権を考える際に外せないワードです。
時は新型コロナウイルスで、東京の接待飲食業、バー、ナイトクラブなど自粛による休業・売り上げ減、働いている人々の補償について議論の最中です。
このパンフを手にとってくださる方、全部に目を通さなくてもいいんです。興味のあるところから読んでください。
私は冒頭に教科書と書きました。これを豊富化し、副教材を示すのはほかならぬ私たちの世論と運動づくりです。
また、掲載されている写真は、東京の今をよりよく知らせてくれています。
大山とも子(東京都議会議員 日本共産党)
革新都政をつくる会のみなさんが発表した提案は、都知事が変わればこんな素敵な都政になるという具体的なイメージが描けるものです。
石原都政以来、感染症はじめ不採算医療を担ってきた都立病院も、地域保健の拠点である保健所も統廃合し、自治体としての役割を切り捨ててきたことによって、東京都がいかに脆弱になってしまったか新型コロナ対策であらわになりました。しかも小池百合子知事は、新型コロナ対応で現場が必死に頑張っているときに、都立・公社病院を地方独立行政法人化することは着実に進める、許しがたいことです。
提案は、防災対策、温暖化防止、どの子も大切に育てられる東京を、いきいきと尊厳をもって暮らせる高齢社会を、障害者の全面参加も、ジェンダー平等、中小・零細業者の経営や農林水産業の応援、なにより憲法を実現できる都政にできることを示しています。
大型道路建設・開発などムダ遣いを見直すことができる知事を誕生させて、都民のための都政を実現するために、ご一緒に頑張りましょう。