想像を絶する経済格差優遇税制など原因 国際団体が報告書
2020年3月17日
国際援助団体オックスファムは1月20日、2019年時点で世界の2153人の億万長者が持つ富は、世界人口の6割にあたる46億人が持つ富の合計よりも大きいとする報告書を発表しました。経済格差が広がる原因として、富裕層や大企業向けの優遇税制などとともに、ジェンダーの不平等があると指摘し、それらを是正することが必要だと強調しています。
報告書は「超富裕層とその他の人々の格差は想像を絶する規模になっている」と実態(別掲)を紹介しました。一握りの富裕層が一方で、世界人口の約半分は1日5・50ドル(約600円)以下で生活しています。