横田基地に―日本にも オスプレイはいらない
2019年10月17日
米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイ5機が、横田基地(東京都福生市など5市1町)に、18年10月に正式に配備されました。米軍は2024年頃までにさらに5機を追加し、10機態勢とするとしています。覆いかぶさるような爆音にさらされながら、住民も基地周辺の自治体も安全性を疑問視しています。
羽田空港の増便にむけて、航空機を23区上空で低空飛行させる計画があり、東京の上空はいっそう過密になります。千葉県・木更津自衛隊基地へのオスプレイ暫定配備も計画されているなか、衝突・事故の危険性が高まっていると指摘されています。
オスプレイ配備×羽田増便衝突・落下事故の危険“場”
東京23区を含む首都上空にある米軍優先の「横田空域」。オスプレイをはじめ米軍機はかってし放題に飛んでいますが、日本の航空機はここを米軍の許可なしに飛べないため、東京上空は超過密。いま羽田空港の増便が計画されており、ますます騒音は増え、落下事故や空中衝突の危険が高まります。問題の解決には、まず「横田空域」をなくすことが必要です。
墜落招く重大欠陥 未解決のまま配備
オスプレイはたびたび墜落・事故を起こしています。2015年12月の沖縄県名護市沿岸での墜落事故の記憶も新しく、その後も重大事故があいついでいます。ハワイで墜落、乗組員2人が死亡した事故では、エンジン・フィルターに原因があるとされています。重大欠陥があるにもかかわらず、配備しています。
横田基地周辺 学校37校
横田基地=5市1町51万人の密集地で訓練。パラシュートの効果は沖縄以上の規模・回数。
人口密集地で訓練をくりかえす米軍。横田基地ではさらに無人偵察機グローバルホーク配備や新たな司令所・航空宇宙閃絡センター設置の準備がすすめられています。すでに事故や被害は深刻。「基地もオスプレイもなくせ」が住民の強い願いです。