考証 革新都政〝東京に憲法と自治が輝いたとき〞を読んで障害児の希望者全員就学に思うこと
2018年11月15日
佐田光三郎 (障害者と家族の生活と 権利を守る 都民連絡会事務局長) |
翌1974年障害児の希望者全員就学が実現することになります。
それまでは、入学を希望しても、学校が少なく入学選考に落ち、泣く泣く就学をあきらめたこともありました。
しかし、父母や教職員を中心に「どんなに障害が重くても無限の発達の可能性がある」との思いと、革新都政の実現によって一気に実現へと向かいます。
さらに全員就学の実現は、就学保障にとどまらず、要求実現が要求を生み、地域の子ども教室、共同作業所づくりなど、さらなる障害福祉の充実に結実していくことになります。
「憲法を暮らしにいかす」その言葉の通り、障害のある子どもたちの人権と教育権保障を実現した革新都政は、今も大きな歴史の宝です。
考証 革新都政「東京に憲法と自治がかがやいたとき」は、私たちに改めて都民要求の実現をめざす運動と結び、自治体の革新の必要性を訴えていると思います。