横田基地に日本にオスプレイはいらない―抗議の集会―
2018年11月15日


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日本のどこにもオスプレイいらない!プレート掲げ抗議を行う参加者=2018.10.27・福生市
 米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)に米軍特殊作戦機CV22オスプレイが10月1日から正式に配備。これに抗議する「横田基地に、日本にもオスプレイはいらない10・27東京大集会が」福生市多摩川中央公園で行われました。「オスプレイ反対東京連絡会」が主催し、約2000人が集まり「日本のどこにもオスプレイはいらない!!」のプレートを掲げて市内を横田基地まで行進しました。主催者を代表して荻原淳東京地評議長があいさつ。小池都知事のオスプレイ配備と危険な訓練を黙認する態度を批判、オスプレイ配備撤回、横田基地の海外侵略拠点化に抗議の声をあげようと訴えました。集会では、第2次新横田基地公害訴訟団、武蔵村山市住民からのオスプレイ爆音被害報告、埼玉県飯能市からの連帯の発言、高校生平和ゼミナールの女子高校生(17歳)などからリレートークでの発言がありました。国会議員、都議会議員からの参加とメッセージが寄せられました。日本共産党から、宮本徹衆院議員、尾崎あや子、清水ひで子、とくとめ道信、星見てい子の各都議が出席。稲嶺進前名護市長、立憲民主党、自由党、共産党の国会議員、生活者ネット都議、社民党区議から連帯のメッセージが寄せられました。

米空軍内で事故突出 横田配備のCV22オスプレイ

 米軍横田基地に配備されている特殊作戦機CV22オスプレイの事故率(10万飛行時間当たりの事故数)が、最も深刻な「クラスA」で4・05、「クラスB」で41・87と、米軍機の中で突出して高いものです。
 米軍安全センターによれば、2017年米会計年度(16年10月~17年9月)でのCV22のクラスA事故率は4・05で、F22ステルス戦闘機の5・19に次ぐ高さです。クラスBは41・87で、2番目に高いB1戦略爆撃機の18・69を大きく引き離しています。
 CV22は、米国内ではフロリダ州、ニューメキシコ州の2カ所に配備されていますが、いずれも周辺に民家は存在しません。米軍の中で突出した事故率を記録するCV22を、世界で最も人口過密と言える日本の首都圏に配備し、自由勝手に飛行させるのは異常事態と言えます。

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 「クラスA」は死者または200万ドル(約2億2500万円)以上の損害が出た事故。「クラスB」は50万~200万ドルの損害や一部永久的な障害が残るけが人が発生した事故と定義されています。


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