都営住宅全都で ― 都生連 「空き家」調査を行う
2018年8月15日
東京都生活と健康を守る会連合会(都生連)は、年4回の都営住宅募集(2月・5月・8月・11月)に合わせて相談会に取り組んでいます。相談には守る会会員やチラシを見た人、会員からの紹介などで2200人余が訪れました。「会社を退職した」「リストラになった」「民間は家賃が高い」「働いている時は良かったが退職したらURの家賃の支払いが大変」「年金が少なく生活が苦しい、どこに相談したらいいのか」とチラシを握りしめて来る方も少なくありません。
都生連は、都営住宅の新規建設を求める署名(65561人分を提出)を進める中で「都営住宅に空き家はいっぱいあるのになぜ入れないのか」と多くの切実な声が寄せられます。革新都政機関紙(17年6月号)に報道された新宿守る会の経験を生かして地域ごとの守る会が独自に、団地別・号棟別の空き家調査を歩いて行いました。その結果、都内12区の公募用空き家4649戸(募集済2748戸)、事業用空き家3723戸、その他空き家739戸が明らかになりました。
私たち守る会は、日本共産党都議団の協力をえて区ごとに都市整備局課長と懇談を行い「必要な人に必要なだけ募集しろ」と強く要望ました。
その結果(2017年12月31日現在)今年5月の募集戸数は昨年より1000戸多い3400戸募集されました。都民のいのちとくらしを守る、十分な保障を求める運動がより求められています。