CV‐22オスプレイ 横田基地への配備許すな! 安全対策の裏付けも確証もない隠ぺい配備
2018年5月15日


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4月5日に横田基地に飛来したCV‐22=羽村平和委員会撮影
 外務省が4月3日、横田基地へのCV‐22オスプレイの配備日程の変更を発表し、横田基地に一時的に飛来、本年夏ごろから配備を始めるとの発表。
 横田基地には今後数年間で、10機のCV‐22と約450人の兵員が配備され、家族約1千人も移転してきます。基地内の住宅不足が指摘され、基地外に米軍専用住宅地が拡大する懸念もあります。
 何の説明もなく配備されることに、地元自治体、住民に驚きと不安の声がひろがっています。
 福生市の市長は「前倒しに大変驚いている。地域住民の安全性への懸念は払しょくされていない」とのコメントを出し、「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」も防衛省北関東防衛局に情報提供を求め、米国に安全対策の徹底などを働きかけるよう申し入れています。
 こうした状況下で、4月10日にパラシュート降下訓練中に事故があり、パラシュートが羽村第3中学校のテニスコートに落下する事故が発生しています。あきる野市議会はこの事故も含め4月12日、「国による説明責任が果たされず、市民の不安が払拭しないままCV‐22の横田基地への配備がなされないことを強く求める」声明文を発表しています。
 CV‐22配備の経過で、在日米軍司令部から接受国通告が3月16日にあり、米側から調整が整うまでは、日本側からの公表を控えるよう要請されていました。(衆院外務委員会での質疑で明らかに)政府は、具体的な安全性に触れず、配備を隠ぺいしてきました。
 沖縄・普天間基地に配備されたMV‐22オスプレイは、墜落、緊急着陸、部品落下事故などを頻発させ、配備以来の重大事故率は1・93から3・24と倍増し、海兵隊航空機の平均事故率を上回っています。
 CV‐22オスプレイは、敵地侵入、夜間強襲、暗殺、拉致などの特殊任務をもつために、夜間超低空飛行訓練など激しい訓練を必須としています。事故率も10万飛行時間で換算すると4・05になり、MV‐22を上回っています。
 事故率が高く危険な訓練をおこなうCV‐22オスプレイを首都東京の人口密集地のど真ん中にある米軍横田基地に飛来・配備することは、東京、近県とその周辺のすべての住民の平和的生存権を脅かすものです。

連日の抗議・集会 緊急院内集会
 配備発表から連日、緊急行動が行われました。
 4月5日(木)横田基地への抗議行動と北関東防衛局・横田防衛事務所への要請行動。同6日(金)には福生フレンドシップパークにて緊急抗議集会を行い500人が参加。15日(日)には、10年目に入る横田基地座り込み行動(福生フレンドシップパーク)が500人の参加で行われました。
 16日には、オスプレイ東京連絡会の呼びかけの「オスプレイ配備反対緊急院内集会」が行われ、300席の会場の衆議院会館大会議室は満席となりました。集会には、東京選出の国会議員、日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員が参加。笠井亮衆院議員(共産党)、伊藤俊輔衆院議員(希望の党)、初鹿昭博衆院議員(立憲民主党)、手塚仁雄衆院議員(同)、渡辺浩一郎衆院議員(自由党)からメッセージから寄せられました。都議会議員からは、日本共産党の徳留道信・星見てい子都議会議員が参加。山内れい子都議会議員(生活者ネット)、社会民主党東京都連からメッセージが寄せられました。
 党派を超えてオスプレイ配備に反対する共同が東京でひろがりを見せています。
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