「9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」への小池知事の追悼の辞取り止めに抗議する(談話)
2017年9月1日
革新都政をつくる会
事務局長 中山伸


 この悲劇、繰り返しはせぬ
 歴史をしっかり学び、その教訓を現在に生かす関東大震災94周年の「9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」がおこなわれました。
 しかし、小池知事は、これまで歴代知事が毎年出していた追悼式典への「追悼の辞」を送りませんでした。この行為は民族差別を背景とした虐殺の歴史に背を向け、都政の人権・平和・友好の基本に反するものであり、厳しく抗議します。

 1923年の関東大震災時に「朝鮮人が暴動を起こした」などというデマが流され、軍や警察、武装した自警団によって数千人の朝鮮人、中国人が虐殺されました。
 追悼式典は関東大震災50周年の1973年、追悼碑の建設とともにおこなわれ、毎年9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼実行委員会が実施し、都知事は例年追悼の辞を送り寄せ、式典で読み上げられ参列者に紹介されてきました。
 追悼碑は、当時の美濃部亮吉都知事をはじめ、都議会の全会派代表も賛同し、党派を超えた多くの人たちの協力を得てつくられました。

 小池知事は、8月25日の記者会見で、東京都慰霊堂で行われる関東大震災の被害者を悼む大法要に出席し「犠牲者全体を弔うので、個別の式典には追悼の辞をおくらない」と言いました。これは、自然災害による犠牲者と虐殺による犠牲者を同列に扱い、歴史の事実を覆い隠そうとするものであり、特定の歴史観を都政にもち込むものです。
 追悼式典は、日本と朝鮮の人々との友好につなげるために開催されてきました。この動きが朝鮮半島の緊迫した状況と安倍政権の改憲・戦争をする国づくりのなかでつくられたことはきわめて重大です。小池知事の態度は、首都東京の平和と民主主義、アジア諸国民との友好と連帯、都民の平和に責任を負うべき都知事として都民のねがいを裏切るものです。
 2020年東京五輪・パラリンピック開催都市の首長としての態度としてもふさわしくありません。

 革新都政をつくる会は、アジアの平和・友好と連帯、安定に寄与することを願い、震災における犠牲者の追悼とこのような歴史を繰り返さない決意をこめて開催された追悼式の成功とその決意が生きる都政をめざして奮闘することを表明するものです。


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