食の安全・安心を守れ! 豊洲移転中止署名をすすめる2・18大デモンストレーション
2017年3月15日
署名次々築地に2500人
「豊洲新市場」問題が都政のあり方の根本をめぐる大問題となる中、いよいよ「豊洲移転中止署名をすすめる会」が呼びかける大署名運動がスタートします。
そして2月18日、地下の土壌が高濃度の有害物質で汚染されている豊洲新市場予定地(江東区)への築地市場(中央区)の移転計画に反対し、中止など抜本的検討を求める大デモンステレーションが、築地市場近くの交差点で取り組まれ、2500人が参加しました。呼びかけは、「豊洲移転中止署名をすすめる会」(事務局=東京地評、日本消費者連盟、革新都政をつくる会)。
「世界に誇る築地を守ろう」「豊洲移転は中止して」など、パネルやプラカードを掲げ、ドラムのリズムに乗せて「食の安全をみんなで守ろう」とアピール。都民、観光客らが次々に署名のペンをとりました。
「築地市場の豊洲移転中止など抜本的検討を求める署名」は1時間で約800人分集まりました。署名は小池百合子都知事宛で、豊洲新市場予定地の安全性の徹底検証と、食の安全・安心が第一の立場から豊洲移転の中止を求めています。
「署名発起人・呼びかけ人」は、現在25人(別紙)となっています。
午前10時半、買い物客や各地から集まるたくさんの人波の中、署名をすすめる会発起人である中澤誠(東京中央市場労働組合委員長)、纐纈美千世(日本消費者連盟事務局長)、本間慎(フェリス女学院大学元学長)の3氏が訴えました。
中澤氏は、「築地で働く人たちのなかでは、移転にもう付き合っていられないという思いが広がっている。移転中止は必至だ」とアピール。本間氏は、「土壌汚染などの専門家である学者が名を連ね、豊洲の汚染対策の不十分さなどを訴える声を12月に出した。豊洲移転は、百年の悔いを残す」。纐纈氏は、「食べ物は次の世代につながる大切なもの。それを供給する市場を汚染された土地に造ることは許せない。署名を一筆でも多く集めて、中止させよう」と訴えました。
つづいてリレートーク。
中央区に住む福田サツ子さん、元学校栄養士の阿部五百子さん、生まれも育ちも台東区の木村登美江さんが次々と市場の原点は安全・安心と語り、“築地でええじゃないか”と訴え、共感の声援につつまれました。日本共産党の笠井亮衆院議員が築地問題での国会報告を行い、曽根はじめ都議、生活者ネットの小松久子都議、社民党の市来とも子杉並区議が、共にがんばる決意を述べ励ましました。