都政転換地域から(18) 商店街壊す道路計画
2015年11月15日
― 北区・十条現地調査 ―

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特定整備路線補助73号線の道路建設計画の影響を現地調査する人たち=15.11.2・北区十条
 特定整備路線全都連絡会は、11月2日、特定整備路線補助73号線の建設で、商店街が破壊される北区・十条商店街を、地元で反対運動をすすめている「庶民のまち十条を考える会」の案内で現地調査を行い、連絡会参加の各地域からのべ40人が参加。同調査には、日本共産党からは池内さおり衆議院議員、曽根はじめ都議会議員、北区議会議員が参加しました。
 現地調査では、幅員20~30メートルの大きな道路建設で「商店街が2カ所で分断される」「道路は商店街に直接かからないが、幅30メートルの不燃化促進地域(延焼遮断帯の一部)に組み込まれるため、ほとんどの商店が建築制限がかけられるなど重大な影響を受ける」「220棟を超える建物が立ち退きを迫られる」ことなどを確認。東京都が計画する特定整備路線補助73号線道路計画は、十条のまちを分断し、終の棲家を奪い、商店街(十条銀座、仲通り銀座、フジサンロード、冨士見銀座)を衰退させる無謀な計画です。
 「東京都の示す延焼シミュレーションは東西方向に風が吹く設定になっているが、そのような風は統計的にはほとんど吹かず、年間を通して多いのは南北方向に吹く風。十条の73号線道路計画は南北に走る道路なので延焼遮断効果は薄い」と、9月に行われた、東京都議会の環境・建設委員会で、特定整備路線の中止を求める陳情の審議のなかで指摘され、「延焼遮断効果」の検証が極めて限定的な検証にとどまっており、火災時の燃え広がりを防止する効果が薄く、限定的であることが明らかになりました。

  *  *  *

 東京都第6建設事務所の職員が、連日地権者宅を訪問または電話で、“測量に協力するよう”執拗に迫っています。
 事業認可を得て、「決まったことだから抵抗しないで従え」と言わんばかりの東京都の強引さに不安の声が広がっています。
▼防災のための道路とばかり言うが、初期消火のほうが大事ではないか。
▼多くの人を犠牲にしてまで防災道路をつくる意味があるのか。本当に防災に役立つのか。
▼冨士見銀座商店街が商店街として機能を失うのでは。
▼道路ができることにより、30メートル道路を渡って十条駅へ、東十条駅へとすごく不便になる。など、根強い不安や疑問が出されています。
 住民の立ち退きを迫り、十条商店街を衰退に導く「73号線道路事業認可は取り消すよう」、国に対し「不服審査請求」も出されました。
 いま、防災で必要なことは、火災発生の原因となる住宅の倒壊防止や、初期消火の強化です。多くの住民を追い出し、文教施設や商店街を破壊する、まち壊しの無駄遣いの道路計画です。


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