オリンピックの近況見て
2015年8月15日
2020年オリンピック・パラリンピックを考える都民の会共同代表
弁護士 横山 聡

 我々は、2016年オリンピック招致の提案以降、一貫してオリンピックについて取り組んできました。2020年招致が決まった時からは、「オリンピズムを体現するオリンピック」を目指して様々な提言を行い、その幾つかは実際に実現してきています。
 しかし、まだ実現に至っていない事項が多々あります。一つは「莫大な費用の削減」です。新国立競技場に2520億円も掛けるのは論外ですが、当初の1300億円自体「異常」です。レガシー云々を言うのであれば、なぜ駒沢競技場施設を改修して使わないのか、新しい競技場を造るよりも安価で済みます。都民が普段使うテニスコートやソフトボール場を潰して新しい競技場を作るなどという、都民の意見やスポーツへのアクセスを悪化させるべきではありません。
 最近注目されてきたのがこの時期の「暑さ」です。元々は10月10日が「体育の日」であったように、オリンピックは適切な季節で実施するべきです。これは日本だけの努力では如何ともし難いのでしょうが、選手や観客の体調を考えれば時期を動かさなければ開催すべきではないと思います。ちなみに2008年の北京オリンピックでは開会式で観客等が500名以上熱中症で倒れています。
 このように、実現していない事項はさらに提言し、IOCにも申し入れるなどして実現に努力し続けたいと思います。本当にオリンピックが心から楽しめるようになることを望みます。


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