15国民春闘 大幅賃上げ、悪法阻止 非正規労働者の騒動条件改善
2015年3月15日

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「まもろう憲法と暮らし」をと開かれた15国民春闘決起集会=1月、中野区
 桝添都知事は『東京都長期ビジョン』で16万7千人いる不本意非正規雇用を2022年迄に半減させる数値目標を示し、東京都としては正規化に取り組む民間企業を支援し、2017年までの3年間で1万5千人を正規化すると決めました。現在、労働者の4割、2千万人を超す非正規労働者がおり、年収200万円以下の労働者が1100万人を超す異常な事態です。
 東京地評は2005年から、島嶼を除く全自治体に対し、自治体や公共工事・業務委託で働く労働者の処遇改善を求めて訪問活動を行ってきました。自治体の非正規職員は昨年11月の調査によると、23区は3万8648人で38・8%、三多摩で2万1630人、46・6%、全都では6万278人、41・3%となっています。自治体に働く臨時職員の最低時給の平均は922円。多くの自治体が東京都の最低賃金888円にすり寄り、交通費すら支給しない自治体もあります。
 こうした中、公契約条例の取り組みでは私たちの運動が実り、全国で14、都内では6自治体が制定しました。これは現場で働く人たちの下限額を公労使の審議会で決めるもので、賃金改善に大きな役割を果たしています。
 安倍政権は今国会で、正社員ゼロ、生涯ハケンにつながる労働者派遣法の大改悪、過労死促進・残業代ゼロ法案などを狙っています。
 東京地評は、大幅賃上げ、千円以上の全国一律最低賃金の確立、悪法阻止、皆さんとともに全力で闘います。


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