春闘60年節目の年 月額2万円以上・時間額150円以上の賃上げを
2015年2月15日

 昨年の民間労働者の平均年収は、414万円と前年比1・4四%のプラスでしたが、1997年のピークから53万7千円もマイナスのままです。そして、1千万円超が14万人増えて186万人に達した一方、2百万円以下も30万人増えて1020万人にもなりました。格差が拡大しています。
 連合の一四春闘は、賃上げ平均は2・07%と99年以来の高さでしたが、物価上昇率で割り引いて計算すると約0・5%の賃下げになります。実質賃上げ率がマイナスになったのは、34年ぶりです。
 円安政策と消費税増税により、食料品や生活必需品の値上げラッシュが続き、一五春闘は、物価上昇(インフレ)という近年なかった状況の下での春闘です。「実質賃金のこれ以上の低下は断じて認められない」ことを深く意思統一し、賃金を底上げするベースアップにこだわり抜き、すべての労働者の大幅賃上げを実現して暮らしを改善することに、組織の総力を結集してたたかいます。具体的には、月額2万円以上、時間額150円以上の賃上げをめざします。
 今年は、敗戦、終戦70年であるとともに、春闘60周年の節目の年でもあります。私たち東京春闘共闘会議は、生活改善の春闘をたたかいながら、残業代ゼロ法、正社員ゼロ法などの労働法制大改悪法案に反対する課題、平和、原発、消費税増税や社会保障改悪反対などの国民的諸課題をもたたかいぬき、安倍暴走をストップさせるために全力をあげます。


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