革新都政をつくる会シンポジウム「都知事選1年―― 舛添都政はどこへ向かうのか」
2015年2月15日
都民の声と行動が都政を変える
都政転換へ確信深める議論と展望
革新都政をつくる会は2月3日、四谷・プラザエフ(主婦会館)で2015年新春特別企画・連続シンポジウムpart4を開き、約100人が参加しました。
鈴木浩福島大学名誉教授をコーディネーターに、2014年都知事選候補者であり、その後も都政への発信を続ける宇都宮健児元日弁連会長、都政・国政革新の先頭に立って奮闘されている若林義春日本共産党東京都委員長、東京の自治研究活動の第一線で活動されている安達智則都留文科大学講師の各パネリストが舛添要一都政一年の検証と都政転換の展望について語りました。都民要求実現のチャンスを
生かす運動を大きく発展させよう
宇都宮氏は、2014年都知事選挙の取り組みについて、経過と「希望のまち東京」の総括を具体的に紹介しつつ報告しました。その中で、マスコミが展開する「二強対決」を打ち破って98万票を獲得したことが支援者の大きな確信になっており、「政策で一致するあらゆる力を結集してたたかう」ことの重要性を指摘しました。さらに、「運動はつづいている」と述べ、都議会ウオッチング、政策フオーラム、ソウル視察・参与連帯との交流などの活動を紹介しました。そして、舛添都政について、都知事選でのたたかいや市民の声、運動によって、長期ビジョンや予算案の福祉、雇用について変化の兆しを感じると述べるとともに、都市大改造や住宅政策、築地、教育などは、石原・猪瀬都政を継承していると指摘し、今後も都政をウオッチしていくと述べました。また、都政転換のためには保守の厚い岩盤を切り崩さなければならないことを強調しました。 若林氏は、舛添都政が福祉と雇用の分野などの施策で反福祉・反民主主義の石原流都政を転換し始めていることを詳しく紹介し、その背景に都民の世論とねばり強いたたかいと、都知事選での宇都宮さんの大健闘があると述べました。同時に、大型開発優先という点では舛添都政は、まぎれもない自民党型都政だと指摘。これからのたたかいを発展させ、「都民要求実現のチャンスを生かす運動の構築を」「大型開発優先の施策についても、その民主的対案を検討・作成し、説得的に追い詰める論戦と運動を構築する」と訴えました。 安達氏は、「舛添都政下の『世界都市問題』を考える」として、舛添知事がめざす「世界一の都市・東京」戦略について詳細に指摘しました。舛添知事の「都政運営」を平和、人権、地方自治、社会保障から点検するとともに、「世界都市問題」とは何かと問いました。
そして、「国家戦略特区によるグローバル資本の東京参入で社会保障が危ない」と述べるとともに医療、年金問題でのたたかいを訴えるとともに、都知事選で宇都宮氏が掲げた政策集が今のたたかいに生きると紹介しました。 会場からは、公務職場の実態、若者の雇用、教育、障がい者、都民施策への知事の姿勢、横田基地問題など多彩な質問が出され、短い時間ながら三人のパネリストは、丁寧に答え、都政転換の展望への大きな議論の第一歩となりました。
「もっと時間が欲しい」との声があがる中、宮川泰彦代表世話人(自由法曹団東京支部長)が閉会挨拶。「都政をつくるのは都民、声をかけなければ都政は変わらない。今日のシンポを力に都政転換めざして頑張ろう」と呼びかけました。
都政転換へ確信深める議論と展望
革新都政をつくる会は2月3日、四谷・プラザエフ(主婦会館)で2015年新春特別企画・連続シンポジウムpart4を開き、約100人が参加しました。
鈴木浩福島大学名誉教授をコーディネーターに、2014年都知事選候補者であり、その後も都政への発信を続ける宇都宮健児元日弁連会長、都政・国政革新の先頭に立って奮闘されている若林義春日本共産党東京都委員長、東京の自治研究活動の第一線で活動されている安達智則都留文科大学講師の各パネリストが舛添要一都政一年の検証と都政転換の展望について語りました。都民要求実現のチャンスを
生かす運動を大きく発展させよう
開会にあたって中山伸事務局長は、「一年前の都知事選で宇都宮さんを先頭に、共同を大きく広げてたたかった熱い感動が残っている」と述べるとともに、都民・国民の声と行動は新しい政治の激流となる中で本日のシンポを新たな都政転換の力にしたいと挨拶しました。
始めに、コーディネーターの鈴木氏は、これまで行ってきた三回のシンポの概括を紹介しつつ、舛添都政検証の基本的視点と(本日の)議論の方向について述べ、議論の進め方を提案しました。宇都宮氏は、2014年都知事選挙の取り組みについて、経過と「希望のまち東京」の総括を具体的に紹介しつつ報告しました。その中で、マスコミが展開する「二強対決」を打ち破って98万票を獲得したことが支援者の大きな確信になっており、「政策で一致するあらゆる力を結集してたたかう」ことの重要性を指摘しました。さらに、「運動はつづいている」と述べ、都議会ウオッチング、政策フオーラム、ソウル視察・参与連帯との交流などの活動を紹介しました。そして、舛添都政について、都知事選でのたたかいや市民の声、運動によって、長期ビジョンや予算案の福祉、雇用について変化の兆しを感じると述べるとともに、都市大改造や住宅政策、築地、教育などは、石原・猪瀬都政を継承していると指摘し、今後も都政をウオッチしていくと述べました。また、都政転換のためには保守の厚い岩盤を切り崩さなければならないことを強調しました。 若林氏は、舛添都政が福祉と雇用の分野などの施策で反福祉・反民主主義の石原流都政を転換し始めていることを詳しく紹介し、その背景に都民の世論とねばり強いたたかいと、都知事選での宇都宮さんの大健闘があると述べました。同時に、大型開発優先という点では舛添都政は、まぎれもない自民党型都政だと指摘。これからのたたかいを発展させ、「都民要求実現のチャンスを生かす運動の構築を」「大型開発優先の施策についても、その民主的対案を検討・作成し、説得的に追い詰める論戦と運動を構築する」と訴えました。 安達氏は、「舛添都政下の『世界都市問題』を考える」として、舛添知事がめざす「世界一の都市・東京」戦略について詳細に指摘しました。舛添知事の「都政運営」を平和、人権、地方自治、社会保障から点検するとともに、「世界都市問題」とは何かと問いました。
そして、「国家戦略特区によるグローバル資本の東京参入で社会保障が危ない」と述べるとともに医療、年金問題でのたたかいを訴えるとともに、都知事選で宇都宮氏が掲げた政策集が今のたたかいに生きると紹介しました。 会場からは、公務職場の実態、若者の雇用、教育、障がい者、都民施策への知事の姿勢、横田基地問題など多彩な質問が出され、短い時間ながら三人のパネリストは、丁寧に答え、都政転換の展望への大きな議論の第一歩となりました。
「もっと時間が欲しい」との声があがる中、宮川泰彦代表世話人(自由法曹団東京支部長)が閉会挨拶。「都政をつくるのは都民、声をかけなければ都政は変わらない。今日のシンポを力に都政転換めざして頑張ろう」と呼びかけました。