平和継ぐ「祈念館」を一日も早く
2014年8月15日
―早期建設求めて集会
東京空襲の資料を展示し犠牲者を追悼する「東京都平和祈念館(仮称)」建設を求める集会(同実行委員会主催)が7月12日、豊島区民センターで開かれ、約130人が参加。主催者は「過去の戦争の事実を記録し記憶する祈念館の一日も早い建設を」と訴えました。
祈念館は、1993年に都議会の各会派の代表が参加する「建設委員会」で建設計画が合意されたにもかかわらず、今日まで「凍結」されています。都は都民から募るなどした空襲資料約5千点を保管するが、大半は倉庫に眠ったままになっています。
東京空襲犠牲者遺族会は、7月2日に祈念館の予算凍結解除など四点を求める要望書を都知事宛に提出したことを報告。「資料を提出した人の高齢化が進む中、一刻も早く祈念館を建て、資料を公開してほしい」と訴えました。
「69年前、戦争は終わった/しかし、私たちの戦争はまだ終わっていない‐」。安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことを受け、「再び戦争させない」と建設を求める人たちの詩の朗読や合唱、熱のこもったスピーチが行われました。