生活保護厳格化を修正 国民の声が行政を動かす
2014年5月15日

 今回の都知事選挙で、宇都宮健児さんは、政府が削減した生活保護費を「私が都知事になったらその分を都が支援します」と、街頭で話されたことが生活保護受給者に希望を与えました。しかし、安倍自公政府は、4月分から昨年8月に続いて2回目の「生活保護費」を削減してきています。しかも厚労省は申請時の書類が揃わないと受け付けない、扶養の強要などの「生活保護厳格化」の省令を出しましたが、国民の意見は1166件に上り、都生連は全国の1割に近いパブリックコメント(国民の声)を国に出しました。その結果省令案を撤回させることができました。成果を確信に、昨年上回る不服審査請求運動に取り組んでいます。(5月19日に集団申請)
 舛添知事は、知事就任挨拶で幹部、都職員に「東京を福祉で世界一にする」「都庁の外の人の意見を聞くことが肝要」「都庁職員の考えと反対の立場に立つ人たちの考えを聞く必要がある」と就任挨拶をしています。この言葉は、私たち都生連の運動とも一致します。審査請求と同時に取り組んでいる「私の要求」が、550件以上寄せられています。5月27日舛添新知事に対して「私の要求」で対都交渉を計画しています。


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