都民のくらし、いのちを守る2014年度都予算を!
都民に冷たい都政の継承を許すな!
選挙後、直ちに認可保育園に入れなかった「待機児童」の問題が大問題となっています。そして、ぜんそく患者への医療費助成の継続や高すぎる国民健康保険料(税)の問題などが切実な声となってあふれています。舛添知事は、都知事選において「福祉」をかかげて「いのちを育み、いのちを見守る 思いやりと温もりあふれる福祉」を公約しました。待ったなしの都民の声に応える都政・都予算の実現が強く求められます。
そのまっただ中で、都知事選を受けての都議会第1回定例会が2月26日から(会期は3月28日まで)開催されました。
革新都政をつくる会は、午前8時から都庁前2ヶ所で出勤する都庁職員、都民に号外を配り、都民の願いはくらし・いのちを守る都政。この切実な願いに応える都政運営が強く求められることを訴えました。号外には、都民のくらし、いのちを第一にする2014年度都予算を!安倍政権の暴走政治から都民を守れ、都民に冷たい都政の継承を許すな!を掲載。弁士の代表世話人の訴え、手渡された号外に目を通す人たちもいました。
昼には、都民要求実現全都連絡会、東京社保協、東京地評の呼びかけで約300人の参加で開会日行動が行われました。
各団体代表が発言。「営業と生活を破壊する消費税増税は反対。中小企業支援の拡充、都営住宅の新規建設を」「ぜんそく患者の支えである医療費助成制度は存続させて」「年金は引下げる一方、各保険料は引上げる社会保障改悪は許さない。社会保障の充実こそ必要だ」「35人学級は小学3年まで拡大を」と訴えました。
行動の最後に「認可保育園を増やして」「築地市場の豊洲移転を中止し、現地で再整備を」など、切実な都民要求をアピールし、要求の実現を都に要請しました。
認可保育所増設で待機児解消を
どの子もゆきとどいた教育を
東京都では2万5千人強が来年度の認可保育所入所が決まっていません。品川区で異議申し立てをした女性たちは、保育園が決まらなければ「職場復帰ができない」「内定が取り消しになる」「緊急に子どもを保育する体制を」と訴えました。
新婦人東京都本部では毎年行っている3・3ひなまつり行動で東京都知事宛に「認可保育所を増設し待機児童の解消を」と要望書を届けました。認可保育園の増設で待機児童をなくすために運動を広げます。
* * *
東京では小学校1年と2年、中学校1年で35人学級が実施されています。しかし、これは全国最低レベルの実施率です。舛添都知事は自著の中で、日本の子どもたちの学力が低下したのは「ゆとり教育」が原因だとして、「詰め込み教育ができる教育制度に変える」などと主張していますが、知事として今やるべきことは、「詰め込み教育」ではなく、どの子にもゆきとどいた教育を実現するための全学年での30人学級実施です。