2014年東京都知事選挙の結果について(談話)
2014年2月9日
革新都政をつくる会
事務局長 中山 伸

 今回の東京都知事選挙は、安倍政権の暴走から平和と民主主義、都民のくらしと福祉をどう守るのか、石原・猪瀬の14年間の都政の転換が問われた重要な選挙戦となりました。
 こうしたもとで、くらし、いのち第一の都政の実現!安倍政権の暴走ストップ!を訴え、都民、国民の熱い期待を受けてたたかった宇都宮けんじ候補は当選にはいたりませんでしたが、得票率で5.6%も伸ばし、低投票率のもとでも得票を前進させるなど、大健闘しました。選挙戦の先頭に立って全力で大奮闘された宇都宮けんじ氏と宇都宮都知事実現のために力をお寄せくださったすべてのみなさまに心より敬意を表します。

 猪瀬前知事の5000万円裏献金疑惑による辞職をうけて実施されることとなった都知事選挙(2月9日投開票)は、超短期のたたかいになりました。
 宇都宮氏は、1月6日、出馬表明を行い、5つの基本政策とオリンピック・猪瀬前都知事疑惑究明の特別政策を発表し、対決軸をいち早く都民のなかに明らかにして、論戦をリードしました。
 宇都宮氏の訴えは、都民・国民の願いそのものであり、おおくの都民から賛同と共感の声が寄せられることになりました。また、たたかいの体制についても宇都宮氏は、「政策を支持する政党・団体・個人が力を合わせてたたかう」選挙運動を呼びかけました。革新都政をつくる会は、その呼びかけにこたえ、宇都宮氏の都知事選政策を支持し、宇都宮氏を都知事候補として擁立する『希望のまち東京をつくる会』の一員として、共同のとりくみをすすめ、宇都宮氏の勝利のために総力をあげてたたかいました。

 立候補表明後、直ちにはじまった団体・地域・市民グループの厳寒の中での大宣伝と候補者の訴えは、急速に都民のなかに広がりました。他候補は、出馬表明を遅らせたり、政策発表を告示直前まで行わず、テレビでの政策論争を回避するなど争点かくしに終始しましたが、宇都宮氏は街頭演説でも、限られたテレビ討論でも、政策、実績ともに抜群の存在感を示しました。こうしたもとで、争点となった福祉でも、安倍政権との対決姿勢でも、政治とカネの問題でも、都民の期待にこたえる事が出来る宇都宮氏の姿が浮き彫りになりました。
 自民党・公明党は徹底した組織選を展開、一方、候補者一本化の策動もありましたが、都政の転換と安倍政権の暴走ストップを求める流れが、有権者のなかで日に日に広がり強まるのを実感することができました。特に、若い人たちの創意を生かした活動はめざましく、解禁されたネット選挙でも自由で活発な表現が展開されました。
 宇都宮氏が勝利できなかったことは大変残念ですが、宇都宮氏に寄せられた得票とたたかいは、引き続くたたかいへの展望を切り開く力となるものです。

 宇都宮氏は、「前回の選挙と比べたら運動の輪が広がり、大きく前進した。選挙政策で掲げた福祉の充実、脱原発、原発事故の被災者支援、憲法改悪に反対する運動を続けていきたい」と表明しています。

 今回の新しい共同の取り組みは、次なる都政転換の基礎となるものです。
 革新都政をつくる会は、幅広い市民、団体、政党が宇都宮氏とたたかった共同の輪を名実ともに前進させ、都民の切実なくらし、福祉、教育、地域経済などの要求実現めざして、共同をさらにひろげ、都民が主人公の都政への転換めざし、新たなたたかいのスタートをきることを表明するものです。
以上

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