都政転換 私の願い(23)住宅密集地にある横田基地にオスプレイ配備あってはならない
2013年9月15日
(横田基地の撤去を求める西多摩の会事務局長) 寉田一忠

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 オスプレイの事故が続いています。8月26日にネバタ州で「ハードランディング」し炎上する最も重大な事故とされる「クラスA」の事故を起しました。その僅か2ヶ月前にも、ノースカロナイナ州で着陸直後地表が燃え引火し大破する事故を起こしています。
 このオスプレイは海兵隊のMV22オスプレイで、米空軍司令官が「横田基地に配備も検討中」と発言したのは、CV22オスプレイという空軍仕様のものです。そして、このCV22の方が事故率が高いのです。こんな危険なものは、MVだろうがCVだろうが日本への配備など止めて、さっさと持ち帰ってもらうしかありません。
 横田基地では、昨年、10数年なかった外からの米陸軍部隊・海兵隊・特殊部隊などによる大規模なパラシュート降下訓練が繰り返されました。同、3月には、府中から航空自衛隊航空総隊司令部が移転し、米空軍と航空自衛隊が司令棟地下に共同作戦用のスペースもって隣り合わせで活動するという、日米軍事一体化の象徴とも言える基地に変貌しているのです。
 そもそも、米軍部隊の大規模な軍事訓練が、人口が密集し、国の中枢機関が集中する東京で繰り返し行なわれていることが重大問題ですが、こうしたことが地ならしになって、今回の司令官の発言の背景になっているのだと考えられます。
 「横田基地にCV22オスプレイが配備されるかもしれない」というニュースは、よく見ると公式発表ではないのですが、米太平洋空軍は来年の初めに配備先を決め、15年ごろに10機程度配備するというものです。
 菅官房長官は記者会見で「知らない」と否定しました。しかし、日本政府はMV22オスプレイの配備にあたってうそをつき続けましたから信用できません。地元自治体は「寝耳に水」と猛反発し、直ちに政府に対して「検討自体を止めること」を米国政府に求めることを緊急に要請しました。
 いま求められること、このような重大な問題は、都民にその問題点を明らかにし、都民の力を集めて解決していく民主的な都政に転換することです。 基地撤去という根本問題の解決にも、どうしても都民の力の結集が必要ですから。

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