くらし・いのちを守る東京へ 憲法を都政に! 猪瀬都政と都政転換めざす今後のたたかい
2013年4月12日
2013年4月5日
革新都政をつくる会 団体地域代表者会議

Ⅰ 猪瀬都政3か月から見えてくる都政運営の特徴
石原都政で5年5か月副知事を務めた猪瀬知事は、2013年度都予算に都知事選で掲げた政策を予算の大小は別にしてほとんど盛り込み、「猪瀬色」の打ち出しと400万余の得票とオール与党を背景にした都政運営を進めようとしています。その際、メディアを使った都民世論の誘導と、その一方で権力的に都政運営を進めようとしていることも特徴です。自治体変質を加速させてはなりません。猪瀬都政の今後の方向がきわめて重大です。

(1)2013年度第1回定例都議会の施政方針と論戦による猪瀬都政の方向
  1. 東京を日本の心臓と位置付け、オリンピック招致を掲げて、都心部の大規模開発、高速道路・空港・港湾の整備促進など、石原都政を継承と財界戦略の推進をはかろうとしています。
  2. すべての事業を「費用対効果」「民間活力を引き出し、事業化できるかどうか」で発想し、「新たな民間事業」に加工して、「東京モデル」として打ち出し、新自由主義的アウトソーシングの流れを一層推進しようとしています。
  3. 都民の貧困や格差、雇用やくらしの厳しさに関心と目を向けず、都民の福祉を増進するという地方自治の基本的な姿勢に立たず、変質させようとしています。
  4. 「官僚主権打破」「霞が関との戦い」と叫んでいますが、猪瀬都政の施策の展開は、政・財・官と都政が一体となった事業が中心にすわり、猪瀬知事が強く関心をもつ施策以外は、東京都の幹部職員が敷いた施策が進行しています。
  5. 外交や憲法問題も含め、安倍政権と一体となった政治を東京で進めようとしています。
(2)新しい都民の住民パワー・都民運動の広がり
  • 認可保育園への入所、増設を求めるパパ・ママの運動と世論の広がり。
  • 「防災・木造密集対策」に名を借りて住民立ち退きを迫る、都市計画道路計画強制に対して、住民運動の広がりで一部計画を白紙に(北区)町壊しの「外環2」反対住民集会(練馬)
  • 安倍自民党の改憲案・国防軍反対の青年デモ。

    くらしと福祉の切実な要求、安倍政権の改憲、原発再稼働の動きに反対する都民の新しい運動が各地・各分野で、粘り強く継続させている脱原発、東日本災害地支援のとりくみと一体に広がっています。
(3)都議選の結果が左右
今夏の2つの選挙、とりわけ都議選による都議会の力関係の変動が猪瀬都政に大きな影響を与えます。

Ⅱ 「どうなっている東京都政(仮称)」を作成、普及します
都政を革新する課題として、これまで蓄積してきた都政政策を基盤に都政黒書「どうなっ
ている東京都政(仮称)」を作成し、都政転換の両輪である都議会の民主化に寄与します。

○都政黒書「どうなっている東京都政(仮称)」の主な柱
  ○福祉・子育て・社会保障 ○教育 ○貧困・雇用 ○住宅・都市・開発
  ○中小企業・経済 ○防災・環境 ○スポーツ・文化 ○行政・財政・人事・都政運営
  ○自治・都区制度 ○憲法・平和

○4月を目途に第1弾「福祉・子育て・社会保障、教育」を作成します

Ⅲ 都政政策活動を推進する討論・学習会を開催します
都民・都政の重要課題に専門家をパネラーにしたじっくりしたディスカッションを連続し
て企画し、幅広い各界の個人、諸団体に呼びかけて実施します。

○くらし、いのちを守る都政政策学習会2013
 第1回「すべての人の暮らしを守る社会的包摂」
     阿部彩氏(国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用研究部長)
     4月23日(火)午後6時開場 6時30分開会
     豊島区民センター 5階・音楽室 (池袋駅東口・徒歩7分)

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