都民のくらし、いのちを守る2013年度東京都予算を!
2013年3月15日
大規模開発・都民犠牲の石原都政の継承をゆるすな!
予定を大幅に超過する1時間17分の長時間の演説でしたが、都民のくらし、いのちの叫び、広がる貧困問題には言及しませんでした。猪瀬知事は冒頭、自らの歴史観を披歴し、「官僚主権に埋もれた力を見つけ出し、それを伸ばす」「霞が関の壁を打ち破り、『東京モデル』とも呼ぶべき新しい政策を展開することで日本全体に改革のうねりを巻き起こす」と述べるとともに、石原前都政が進めてきた大規模開発重点の「2020年の東京へのアクションプログラム2013」計画の具体化を「これまでの都政の方向を継承しつつ」「改革をさらにブラッシュアップしていく」と述べました。
そして、来年度予算案と政策課題について、災害対策、高齢化対策、子育てなどについて述べましたが、都民の深刻な現状には言及しませんでした。一方で「首都の都市機能の強化を図る」として外環道推進など「道路ネットワークの整備」やエネルギー問題などについてふれるとともに、多くのテーマについて述べましたが、副知事時代から取り組んできたものがほとんどでした。2020年オリンピック東京招致についても力説しましたが、都民の要求は、くらし・いのちを守る施策です。
新しい知事に求めているのは世論調査でも1位「医療・福祉」、2位「教育・子育て」です。(12月1日東京新聞)都知事選で猪瀬知事に投票した人の3人に一人は、「石原都政の見直し」を求めています。(東京新聞出口調査)都民の願いに応え、福祉の向上をめざす地方自治体の本旨に立った都政への転換めざす都議会での論戦と都民運動の発展が強く求められます。
午前8時、「おはようございます!革新都政をつくる会です」の呼び掛けに、出勤の職員のみなさんからも元気な声がかえってきました。
都議会横の中央道路では、伊藤潤一東京地評議長、荻原淳東京自治労連委員長、今井晃東京民医連事務局長、井手口行夫東京地評事務局長、工藤芳弘都教組委員長、大島よしえ都議会議員、中山伸革新都政をつくる会事務局長が、切実な都民要求実現、福祉・教育を破壊してきた都政からの転換を訴え、都議会第1回定例会にあたっての共同を呼びかけました。
第一庁舎北側・中央通りでは、寺下章夫東京労連事務局長岩崎明日香民主青年同盟東京都委員長、西野実東京自治労連副委員長、川原泰寛都教組書記長、福祉保育労東京地本の代表らが福祉、教育要求の実現、要求実現へ力を合わせようと呼びかけました。
12時15分からは、都民要求実現全都連絡会、東京社保協、東京地評がよびかけて都庁前行動を行われ、約300人が参加。介護職場の労働実態、公契約条例制定運動、オリンピック招致問題、築地市場の豊洲への移転問題、教科書問題など切実な実態と要求実現、都政の課題について各団体の代表がたたかう決意を述べました。
最後に知事室へ向けて、「認可保育園を増やして」「都営住宅の新規建設を」など力強いシュプレヒコールで実現を求めました。
都民の心のデフレを取り払うのはオリンピックではなく、くらしを大切にする都政への転換ではないでしょうか。
保育園は待機も保育事故も増加
岡田尚子(新婦人都本部・組織部長)
「子育ての不安を解消する」。子供を産み育てることの不安も払拭していかなければなりません。施政方針で述べた猪瀬知事。
保育園は待機も保育事故も増加しています。スマート保育や認証ではなく、園庭があり、面積基準が守られ、保育士や看護師や調理士さんと共に子どもの命と成長を喜びあう、安心の認可保育所を作ってほしい。親たちの涙の訴えに、東京こそ逃げずに向き合うべきです。
若者の貧困や雇用破壊の問題に何の言及もない
岩崎明日香(民主青年同盟東京都委員会・委員長)
猪瀬都知事は施政方針で「将来を切り拓いていく若者を、東京から育てます」と謳いましたが、若者の貧困や雇用破壊の背景にある政治の問題に何の言及もなく、世界一高い教育費の負担を軽減する姿勢も見られません。飾りでない本気の若者応援が求められます。
猪瀬直樹都知事になってはじめての予算案を審議する第1回定例都議会が2月20日開会しました。(会期は3月18日まで)
開会日にあたって、都庁では、革新都政をつくる会が早朝宣伝、昼には都民要求実現全都連絡会・東京地評・東京社保協が呼びかけた開会日行動が行われ、切実な都民要求の実現を求める行動が展開されました。
3月18日まで行われる都議会での論戦では、都民のくらしといのちを守る都政・都議会の在り方が問われています。猪瀬都政の方向と都議会の役割への注目と監視がきわめて重要です。
猪瀬知事、初の施政方針表明
都民のいのち・くらしの叫びに応えず
予定を大幅に超過する1時間17分の長時間の演説でしたが、都民のくらし、いのちの叫び、広がる貧困問題には言及しませんでした。猪瀬知事は冒頭、自らの歴史観を披歴し、「官僚主権に埋もれた力を見つけ出し、それを伸ばす」「霞が関の壁を打ち破り、『東京モデル』とも呼ぶべき新しい政策を展開することで日本全体に改革のうねりを巻き起こす」と述べるとともに、石原前都政が進めてきた大規模開発重点の「2020年の東京へのアクションプログラム2013」計画の具体化を「これまでの都政の方向を継承しつつ」「改革をさらにブラッシュアップしていく」と述べました。
そして、来年度予算案と政策課題について、災害対策、高齢化対策、子育てなどについて述べましたが、都民の深刻な現状には言及しませんでした。一方で「首都の都市機能の強化を図る」として外環道推進など「道路ネットワークの整備」やエネルギー問題などについてふれるとともに、多くのテーマについて述べましたが、副知事時代から取り組んできたものがほとんどでした。2020年オリンピック東京招致についても力説しましたが、都民の要求は、くらし・いのちを守る施策です。
新しい知事に求めているのは世論調査でも1位「医療・福祉」、2位「教育・子育て」です。(12月1日東京新聞)都知事選で猪瀬知事に投票した人の3人に一人は、「石原都政の見直し」を求めています。(東京新聞出口調査)都民の願いに応え、福祉の向上をめざす地方自治体の本旨に立った都政への転換めざす都議会での論戦と都民運動の発展が強く求められます。
都民の生活応援する都政に転換を
都議会開会日行動を展開
午前8時、「おはようございます!革新都政をつくる会です」の呼び掛けに、出勤の職員のみなさんからも元気な声がかえってきました。
都議会横の中央道路では、伊藤潤一東京地評議長、荻原淳東京自治労連委員長、今井晃東京民医連事務局長、井手口行夫東京地評事務局長、工藤芳弘都教組委員長、大島よしえ都議会議員、中山伸革新都政をつくる会事務局長が、切実な都民要求実現、福祉・教育を破壊してきた都政からの転換を訴え、都議会第1回定例会にあたっての共同を呼びかけました。
第一庁舎北側・中央通りでは、寺下章夫東京労連事務局長岩崎明日香民主青年同盟東京都委員長、西野実東京自治労連副委員長、川原泰寛都教組書記長、福祉保育労東京地本の代表らが福祉、教育要求の実現、要求実現へ力を合わせようと呼びかけました。
12時15分からは、都民要求実現全都連絡会、東京社保協、東京地評がよびかけて都庁前行動を行われ、約300人が参加。介護職場の労働実態、公契約条例制定運動、オリンピック招致問題、築地市場の豊洲への移転問題、教科書問題など切実な実態と要求実現、都政の課題について各団体の代表がたたかう決意を述べました。
最後に知事室へ向けて、「認可保育園を増やして」「都営住宅の新規建設を」など力強いシュプレヒコールで実現を求めました。
猪瀬知事の施政方針聴いて
厳しい都民生活を支援する提案はなし
相川和義(東京社会保障推進協議会・事務局次長)
都民の心のデフレを取り払うのはオリンピックではなく、くらしを大切にする都政への転換ではないでしょうか。
保育園は待機も保育事故も増加
岡田尚子(新婦人都本部・組織部長)
「子育ての不安を解消する」。子供を産み育てることの不安も払拭していかなければなりません。施政方針で述べた猪瀬知事。
保育園は待機も保育事故も増加しています。スマート保育や認証ではなく、園庭があり、面積基準が守られ、保育士や看護師や調理士さんと共に子どもの命と成長を喜びあう、安心の認可保育所を作ってほしい。親たちの涙の訴えに、東京こそ逃げずに向き合うべきです。
若者の貧困や雇用破壊の問題に何の言及もない
岩崎明日香(民主青年同盟東京都委員会・委員長)
猪瀬都知事は施政方針で「将来を切り拓いていく若者を、東京から育てます」と謳いましたが、若者の貧困や雇用破壊の背景にある政治の問題に何の言及もなく、世界一高い教育費の負担を軽減する姿勢も見られません。飾りでない本気の若者応援が求められます。