いのちを守れ!切実な福祉、防災要求うずまく中 都議会第三回定例会開会日行動
2012年10月15日
石原知事、福祉に冷たく、外環道、2020年五輪を推進
革新都政をつくる会は開会日の19日午前8時より、都庁・都議会前で出勤する都庁職員・都民に号外を配布して、都民要求の実現を呼びかけました。
第一庁舎北側・中央通りでは、寺下章夫東京労連事務局長、森田実東京自治労連書記長、大山圭湖都教組副委員長、福祉保育労東京地本の代表が福祉、保育、教育要求の実現、大規模開発推進の都政の転換を呼びかけ、号外を受け取った人から「かんばって!」と声が返ってきました。 12時15分からは都民要求実現全都連絡会、東京社保協、東京地評が呼びかけて都庁前行動を展開し、400人が参加。大開発に税金を注ぎ込む2020年五輪招致問題、ぜんそく患者の医療費助成制度の存続、都営住宅の新規建設と入居基準改善、都民の命と財産を守る防災計画など要求実現と都政の課題について団体代表がたたかう決意を表明しました。そして、知事室へ向けて、力強いシュプレヒコールで実現を強くアピールしました。
しかし、石原知事は、所信表明で、国の「社会保障と税の一体改革」について「少子高齢化が進む中で『高福祉・低負担』は成り立ちえない幻想」と国民の消費税増税反対の声に真っ向から挑戦し、福祉に冷たい姿勢を示しました。その一方で「国際競争に勝ち抜く」ためとして横田基地の軍民共有化、東京外郭環状道路の建設や2020年五輪招致をすすめると改めて表明しました。
第3回定例会には市場化と自己責任を求める「地域主権改革一括法」に関する条例案が提案され、論戦が行われました。また、築地市場移転予定地の豊洲の土壌汚染対策の欠陥も浮き彫りになりました。
10月4日までの審議を通して憲法を否定する石原知事のもとで本来の地方自治とかけ離れた石原都政の異常さが露わになっています。住民のいのちと福祉、財産を守る地方自治の原点を破壊する石原都政を転換し、都民の叫びに真正面から向き合う都政の実現は、緊急の課題です。